おすすめ読書本を紹介したいと思います!

 

①おすすめ読書本1冊目

 

 
キッチン 
吉本ばななさん 
新潮文庫 
 
言葉にするのが難しい繊細な感情が丁寧に綴られています。
日常生活でふと感じる思いを主人公が代弁してくれているような、不思議な感覚です。
料理好きの主人公にとってなくてはならないキッチンを通して次々と人生の扉が開いていくのが面白いです。
 
 
②おすすめ読書本2冊目
 
東京すみっこごはん レシピノートは永遠に 
成田名璃子さん 
光文社文庫 
 
人間関係に否応なく訪れる出会いと別れに、心揺れ動く主人公。
時に仲間に支えてもらいながら、前を向こうと踏ん張ります。
諸行無常を痛切に感じますが、嬉しい出来事もあり思わず主人公を応援したくなります。
 
 
③おすすめ読書本3冊目
 
丘の家のジェーン 
モンゴメリ 
新潮文庫 
 
今まで離れて暮らしていたお父さんとプリンスエドワード島で楽しくひと夏を過ごします。
普段の生活に楽しみを見いだせ図にいた主人公ですが、色々な事に興味を持ち、生き生きと成長していきます。
その様子に元気をもらえる事間違いなし。
 
 
④おすすめ読書本4冊目
 
月下上海 
山口恵以子さん 
文藝春秋 
 
財閥令嬢が自分の才覚で、戦時下の混迷期を生き抜いていく物語。
朝ドラのヒロインみたいです。
度胸があって、かなりたくましい主人公。
世界情勢を反映した暗い時代に、異国の地で、懸命に前をむいて進んでいく姿勢が共感を呼びます。
 
 
⑤おすすめ読書本5冊目
 
山月記・李陵・名人伝・弟子 
中島敦さん 
岩波文庫 
 
現代小説と違い硬めの語り口ですが読み応えがあります。
山月記は教科書にも出てくる作品で虎になった元官吏の気持ちが切々と伝わります。
名人伝も短編にもかかわらず趣深い作品です。
一介の弓打ちが名人になるまでの様は必見です。