中学受験、大学受験の現代文の読み方にはコツがあります。
大きく2つあります。
1つは現代文特有のキーワードをしっかり覚えることです。
英語で言う単語力です。
なかなか聞きなれない言葉が頻出します。
たとえば、「パラドックス」、「カタルシス」、「アイロニー」など。
意味をあらかじめ知っていないと、試験中、大苦戦します。
もう1つは、現代文の文章の構造を把握しながら読む読み方です。
筆者の主張を、論理的構造、現代文のキーワードを手掛かりに読み解いていく方法です。
今回は、まず現代文特有のキーワードから学んでいきましょう。
超重要単語の一つである「パラドックス」について解説したいと思います。
「パラドックス」は日本語では「逆説」という単語があてはまります。
たとえば、
「急がば回れ」ということわざですが、
これは、
「一見、近道をしたほうがいいように見える、しかし実は、遠回りの方が良い。」
という意味ですね。
この
「一見○○のように見えるが、実は××だ(○と×は反対の意味の言葉が入る)」
部分が「パラドックス(逆説)」なのです。