受験生にとってはこの夏休みは、

最後の挽回のチャンスであり、

志望校合格への一つのバロメーターになる時期です。

 

本気でやる生徒と、

今まで通りの生徒のとの差は大変大きくなります。

 

例年、この夏が終わると、

急に成績が上がって上位に来る生徒が数多くいます。

 

だれしも成績は上がりたいものですが、

その要因のベスト5は

 

① 本人が志望校に行きたい気持ちがどれぐらい高いか

 

② 本人が自己分析が出来るか

 

③ 弱点教科・弱点単元・部門に時間を掛けて取り組むか

 

④ 上手に時間配分をし、休憩を取っているか

 

⑤ 集中して取り組めているか

 

です。

 

結果がすでに伴っている生徒は、

そのまま課題を消化していけばいいと思いますし、

そういう生徒は過去問をやっていくはずです。

でもそういう生徒はごく一部です。

 

たいていの生徒はまだまだこれから。

 

全部の内容を復習することも必要ではありますが、

いずれにしても9月以降もやるので、

この夏は弱点補強が何よりです。

塾の宿題もあるとは思いますが、

優先順位は塾点補強です。

塾の宿題は塾の時間内にやってしまって、

時間を何とか作りましょう。

たいてい、午前中は空いているはず。

塾が午前中も自習で来なさいと

言われている所もありますが、

一日中同じ場所にいるのは、

集中力の低下につながるので避けた方がいいです。

 

4年、5年の生徒は、

志望校にもよりますが、復習が大事です。

2~3ヶ月前にやった内容を忘れている場合が多いので、

今のうちに戻った方がいいです。

夏期講習でもやるとは思いますが、

時間ばかり長くて、まだまだ本人の受験意識が低いので、

あまり結果が伴わない場合が多いです。

テキストさえあれば、自宅でも出来るので、

そういう方法も考えてみてはどうでしょうか。

 

1年から3年の生徒は、

一日のスケジュールを決めて、

出来るだけ短時間で勉強するように心がける方がいいと思います。

この時期から詰め込み過ぎても、もたないです。

まだまだ受験まで長いので、無理しない方がいいです。

ただ、本人が勉強好きな場合は、

好きな科目のレベルを上げるのもいいでしょう。

基本的には算数・国語なので、読書や計算力の向上、

できれば4年生前半の内容が出来るようにすると、

後が楽になります。