中央大学(法)卒 社会人経験あり25歳 C君

 

私立文系学部出身のC君は、

東京での社会人経験後、

愛媛の実家の跡継ぎになるべ

く医学部受験を志しました。

 

1年目は東京で頑張りましたが

結果が出ず1次合格なしの失敗でした。

 

2年目は大阪で再度チャレンジ

と考え私達と出会いました。

 

初めは文系出身ということで

数Ⅲを復習していないのが悩みの種でした。

 

東京での1年目は

基礎理解が不十分で計算が精一杯、

立式はほとんどできない状況でした。

 

私達の分析の結果は、

数Ⅲのみならず数Ⅰからの高校数学

そのものが弱いことが判明、

時間が掛かるので間に合うか心配でした。

数学の特訓が週3回9時間が始まりました。

 

当初は、出口の見えないトンネルの如く

進行せず停滞の繰り返しで光明が

見えませんでした。

 

ただC君の素晴らしい点は

素直で諦めず本当にコツコツと

少しずつですが前進できるここで、

9月中旬頃にやっと数Ⅲの基礎が完成しました。

 

やる気も能力もあるC君ですが、

さすがに私立専願が賢明との判断で

希望大学を絞り込み、

過去問中心の演習指導に専念しました。

同時に物理・化学も過去問演習に

入りました。

 

C君の場合は、

もともと英語が好きで

得意でしたのでこの点は大きなメリットでした。

 

年末の頃には

過去問採点で合格最低点に近い得点力を

持つようになりましたが、

まだまだ不安定で一喜一憂していました。

 

そして本番突入、

関西4私大に東海・福岡・帝京を経験しました。

 

東海以外すべて不合格でしたが、

唯一東海大学のみ合格できました。

たった1校ですが

彼の人生を大きく変える合格です。

 

チャレンジ2年で結果が出ました。

 

特筆すべきことは、C君は25歳で

大人の思考ができ、

とても真面目でコツコツと継続できる

才能の持ち主であったこと。

 

素直で指導側の意見をすべて取り入れて

最短距離を走ったことです。

行くべきして行ったのです。

 

入学後、夏休みに帰省する時に

私達の所に寄って「ちょっと

一杯行こか」と言ってましたが

コロナ禍で会えません。残念です。