スタートダッシュが6年間を左右する

 

 中学入試を終えて、入学式を待っているこの時期。

ほとんどの人がゆっくりしているのではないでしょうか・・・・

 

 そんな中、早くも登校日があって、課題をもらっている人、

新たな塾に通って中学の勉強を始めている人もいます。

 

 心情的には、今まで頑張ってきたのだから、

こんな時期だけはゆっくりしたいと思うのは自然です。

 

 ただ、中高一貫の私立に行った場合、

公立に比べ進度が早く、使う教材も

公立に比べると難易度が高いのが一般的です。

 

そう考えると、あまりゆっくりもしてられないのが現実です。

当然合格した生徒はほとんどが同等レベルの生徒だけに

今はほとんど差がない状態。

差がつくのは今からです。

 

 中高一貫校の場合、高校受験がない分、

どうしても途中で中だるみがあります。

ましてや中学2年生の頃になると反抗期も入ってきます。

そうなると、勉強以外にも興味がわいて、

なかなか勉強に専念することが難しくなります。

 

 その時期になると、クラブも入っているし新しい友達もでき、

親の言う事も聞きません。

 

当然のように成績はどんどん下がってきます。

 

そんな問題点を回避できるのは、

それまでの成績、要するに中1の時期に学年で上位にいる事です。

 

そうなることによってある意味プライド意識が生れるので、

勉強をおろそかにする事はありません。

 

 あとから追い付こうと思っても、

上位の生徒は固定化され落ちてきません。

同時に「いくら頑張っても追いつかない」

という諦めが生じてきます。

これが悪循環の始まりです。

 

 それだけに一番大切なのは、この時期、

スタート時点で頑張って学年で上位を獲得することです。

 

中1の内容はそんなに難しくありません。

どの科目も9割を目指して、今頑張ることです。

これが今後の6年間を有利に進める最良の方策です。

 

 親としても、心を鬼にして、

この1年間はしっかり管理をして、頑張らせて下さい。

 

中2になるとなかなか言えなくなりますから・・・・