僕が音楽にのめりこむきっかけはビートルズだったという話は前回書いたのだけど

 

ではギターを選んだきっかけは何だったのか?

 

僕はとにかく、ギターの厚みの幅の薄いギターが欲しかった。

 

何となくそれが自分に合うと考えていた。

 

 

で、10代のころ、おぼろげに考えていたのが

 

テレキャスターかセミアコ

 

この二択だった。

 

初めて弾いたギターはアリアプロのストラトタイプのギターだった。

 

なんとなく「これではないな」と思った。

 

で、テレキャスかセミアコか・・・・・

 

セミアコは確かに薄いし、ビートルズも使ってたので欲しかったのだけど

 

正面から見た時にギターが大きく見えるな…ということで

 

テレキャスを買った。

 

しかし、手に入れた時テレキャスがずいぶんと思ってたよりも分厚いな‥‥とその時に思った。

 

薄く見えたのはバインディング・・・・というギターのボディの周りに囲ってある装飾の部分がそう見せていただけだったので

 

実際にはがっつりとしていた。

 

 

で、2本目のギターこそなんとか薄いギターを・・・・・ということで目に付けたのが

 

SGだった。

 

これは薄い!

 

非常に薄い!

 

そこで成人式あたりの時に手に入れたのがチェリーレッドのオービルのSG

 

これは薄いし、軽いし、好みにぴったりだった。

 

この当時は何故か薄さ重視だった。

 

それがかっこいいと思っていたのだ。

 

このころはまだストラトには興味がなかった。

 

で、次にGibsonの335を手に入れた。

 

これで自分の欲しかったテレキャスターとセミアコは手に入れた事になる。

 

このテレキャスターは大学卒業のころ、大学の先生にあげてしまった。

 

もうステージで使わないだろう…ということもあって。

 

 

その後買ったのがリッケンバッカーだった。

 

リッケンバッカー330のファイアーグロウ

 

これは何年ものちにラリー小野田が貸してくれ・・・・と言ってきて貸したら売り飛ばされてしまった。

 

この時から僕は他人に一切ギターを貸さないと心に誓った。

 

 

で、僕がギターをメンテナンスによく持って行っていたお店にフェンダーの1971年製のテレキャスターがおいてあり

 

それがどうしても欲しくって

 

でもお金はなくって・・・お店に無理を言ってしばらく売約済みにしてもらっていた。

 

 

が・・・・・

 

このギターはたまたまテレビのロケで訪れた(まぁ、たまたまでなく事前に取材の交渉はあった)斉藤和義さんが試し弾きをして

 

 

「これいいなぁ」なんてのがテレビで流れた。

 

 

そうだろう、いいだろう、うんうん・・・・

 

 

とか思っていたら

 

 

そのギターを店主がその場で斉藤和義さんに売ってしまった。

 

 

僕はそれをテレビで見たのだ。

 

「え~!!!!」

 

売約済みにしてもらってたのに・・・・。

 

 

慌ててももう遅い。

 

売れちゃったのだから。

 

 

でも、なんとなくそのお店に行った。

 

 

店主には平謝りされた。

 

なんでも、その日斉藤和義さんを連れてきたヒロ寺平さんが

 

その店主の先輩だったとかで・・・・

 

 

で、店の中をちらっと見ると

 

 

気になるギターが・・・・。

 

早速試し弾きをした。

 

ネックの握りが大変気に入り、その場で銀行に走って買ってしまった。

 

誰かに買われる前に・・・・と。

 

このギターがこの後プルナ・チャンドラでメインギターとなるPGMの黒のストラトキャスターだった。

 

このギターを手に入れてからはずっとこのギターがメインだった。

 

HARRYさんの前座をした時もこのギターだったので、ギターのヘッドの裏にはサインを書いてもらった。

 

ところが、このギターはpickupがシングルコイルだったので、なんとなくハムバッカーの方が自分の音作りに合うと感じたのが

 

ジミースターダストでアコースティックから、ドラム加入によってエレキに持ち替えたころの「エフェクター禁止」「ギターソロ禁止」をしていた時だった。

 

(広島にまっちゃさんと2人で遠征に行った時には僕はストラトを使ったけれど。)

 

エフェクターを全く使わずに自分のピッキングのタッチだけで音の強弱を表現するようになると

 

どうしてもハムバッカーの方が僕にはしっくりときたのだった。

 

で、アコースティック編成からエレキ編成になったころだったので、なんとなくセミアコがいいな・・・・と思い

 

Gibson ES335がメインギターになった。 

 

それを3年ほど弾いてそろそろギターソロもエフェクターも解禁・・・・(エフェクター解禁してもしばらくチョーキング禁止)という制約を自分に課していた頃を過ぎ

 

Jamesさんとストリートスライダーズの曲を一緒に演奏することになり

 

僕が初めて手に入れたチェリーレッドのSGもまた弾き始めるようになった。

 

これからしばらくは335とSGがメイン、たまにストラト・・・という形になった。

 

で曲によっては黒のストラトキャスターを手に入れた数年後にネットオークションで買った12弦のフェンダージャパンのストラトも使ったりしているけど。

 

この12弦のストラトは非常に僕好みの音だけども、ギターを持ち換えるのが面倒な時、それは演奏時間が短いステージでの余計なタイムロスをしたくない…と考えたためにステージで使う機会が減ってしまった。

 

 

しばらく数年はこの335とSG、ほんの時々ストラト・・・・という時期を過ごし

 

今はGibsonのSGカスタム(写真のもの)を数年前に手に入れこれをメインとして使っている。

 

このギターは非常に僕の好みに合うもので弾きやすさ、音色、ともに最高と言えるものだ。

 

1988年6月ナッシュビル工場から出荷されたもの。

 

この1988年というのは名機が多いらしい。(とあるギタービルダーによれば)

 

この1988年より少し前にGibsonが堕落してしまって、この後1993年ごろまではその落ち目を回復しようと必死だったらしい。

 

このSGカスタムか335のどちらかで6年ほど経つのかな?

 

ここに書いたのはあくまでもエレキギターの話でアコースティックギターはというと

 

数年前にもりやまかずひささんを通じ、彼のお友達からGibsonのアコースティックギター「ブルーリッジ」というものを格安でお譲りいただき、もっぱらそれを使っている。

 

ギターは誰かが弾いていたからそれを…という買い方ではなく

 

何となくボディの薄さで選んだものと

 

たまたま試し弾きをしてそこで買ったものがほとんどだけども

 

リッケンバッカーに関しては、明らかにビートルズの影響。

 

いまはもう売り飛ばされてしまったけれど。