こんにちは。
いそべ晶子です。

楽しみにしてた、今池ゴーナウ(IMAIKE GO NOW)。トリはDATSさん。

わたしの好きなどなたかが、DATSのドラム・大井さんを推しておられて、インスタやSpotifyなどで音源をちょっとだけ聞いていた。DATSさんのライブは初。

運良く最前、ドラム前で待つと、転換に幕がしまって、中は見えない。しかし、幕越しに聞こえてくる音のフォルムが、なんとも美しい。つるりとしている。

4Kレンズの球面を磨くのがどんなものか解説したCMがあったが、わたしの頭の中には、その日本列島を覆うくらい大きな球面がピカピカに磨かれたさまが浮かんでいた。

選択していないノイズは、できる限り排除してあるようだ。

幕が開いて、びっくりした。

何に?って、それはきっとネタバレというやつだろうから、書かないけれど、幕がしまってるときに、この音がこの方角から聞こえるのはどうしてだろう?と疑問に思ってたので、なるほど〜。

なにしろ、音が綺麗で、音楽がカラダの細胞の隅々までなんの抵抗もなく満ちては流れていき、とても気持ちがいい。

ドラムセットも、タイコたちとシンバルたちが、それぞれほぼ水平面に並び、美しい。切れ味のよい包丁でサクサクと切るように、打音が空間を刻む。

空間の方も刻まれるのを待っている感じで、打音と打音の間に空気がしゅーっと集まってくる。

ベースで揺らがせ、ギターのリフが引きしめて、ヴォーカルが全体を包むようにして、演奏が進む。

あっという間の30分だった。とても楽しかった。

綺麗な音は、それだけでも幸せになる。あんな音をどんなふうに作り出しているんだろうか?とても興味深い。

文面からはあまり興奮が伝わらないかもしれないが(笑)、わたしの中身はとても興奮しながら帰った。

まだ余韻の中。


DATSさんのウェブサイトはこちら


感謝をこめて
いそべ晶子