こんにちは、いそべ晶子です。

去年のいつだったか、廊下に立てかけておいたマッサージテーブルの角に、左足の薬指をひどくぶつけた。

今思うと、ヒビが入ったか、捻挫の酷いのか、というくらいのものだと思うけど、病院には行かなかった。

日常生活には支障がないが、踊りにはものすごく支障がある。たった薬指一本でも、立つ時に力が入らない。

痛みが取れてからは、マッサージをしたり、暇さえあれば、足の指で地面を掴む筋トレをする。小指の先をつまんで反らす。爪先立ちをする。階段を登る時にいつもと逆の足を踏み出す。

そうこうするうちに、その怖さが最近ようやく取れてきて、左脚に体重を載せられるようになって来た。

そんな折、SOIL&PIMP SESSIONSのピアニスト・丈青さんが、手の筋の手術をすると聞いた。

わたしのような未熟者でさえ、たかだか足の小指一本で大変なのに、トッププロの違和感はどれだけ大変なことかと思う。わたしには想像を絶する。

手術、リハビリを超えて、丈青さんのピアノの響きが、わたしたちのもとに届くのを待っています。

祈りが届きますように。


感謝をこめて
いそべ晶子