こんにちは、いそべ晶子です。

たまにアニメーションを撮る。アニメーションと言っても、漫画を動画に加工する程度のものだけど、結構楽しい。絵コンテを頭の中でねりねりして、絵を描き下ろし、一枚一枚撮影して繋ぎ、BGMをつけて出来上がり。30秒程度のもので、描き下ろしから撮り終わりまで1時間くらい。

形にしていく、というのはそういうこと。表面に出ているものの奥に、とてつもなく大きなものがある。

いま撮ってる動画は、個人的に楽しんでいるものなので、撮り下ろしをニヤニヤしながら見ていればよいが、仕事となれば違う。ここからの方が手間がかかる。荒削りのものを磨いていく作業に入るのだ。それは、どんなものも同じ。どこに手間をかけているか、というだけの違い。例えば、書き下ろしなら、書いて下ろす前に、多くの推敲がすでに行われている、ということだ。

目の前にある写真も、聞いている楽曲も、手にしている本も、習ったヒーリングの手法も、演奏してくれていることそのものも、あらゆる学問も、そうやって手間をかけて出来ている。わたしは、それらを創り上げたことそのものを尊重し、大切にする。わたしの目の前に表してくれたことに感謝する。

では、魔法のように一瞬で目の前に表してくれたらどうだろう?

それにも、わたしは敬意をはらい、感謝するだろう。例え、本人が何も考えず、簡単に成していたとしても、そこでは、その大変な手間が一瞬で行われただけのことだからだ。

どれだけ時間がかかったか、というよりは、そこで何が行われたか、という方がわたしにとっては大事なんだろうと思う。

今日も昨日より素晴らしい1日で。
感謝をこめて
douxnido  いそべ晶子