永遠の門 ゴッホの見た未来
ゴッホ版クローバーフィールド。要注意。2019年11月8日
久しぶりに見てて腹が立ってきたひどい映画。
つまらん映画に腹は立たんが、健康に悪影響を与えるような作りの無神経さに腹が立った。
昔「クローバーフィールド」という映画が、モーションシックネス=カメラ酔いで問題になったが、まさかこの映画でそんな目に合うとは。
全編防振機能のない手持ちカメラの粗いカメラワークで気持ち悪くて辛かった。
クローバーのようにSF戦闘ものならまだわかるし、あの映画は事前の注意喚起があった。
この映画で全編それを貫くことに何の意味があるのか。
ゴッホの主観の表現という稚拙な発想なのか、監督とカメラマンの観客無視の幼稚なエゴ演出に怒りすら感じる。
また、映画会社も映像酔いしやすい人への注意喚起を怠っている。
役者と美術とロケの自然が良いだけにひたすら残念。
よくまあこれだけの良い材料がそろってて、これだけまずい料理が作れるもんだ。