中学受験 算数の文章問題の頭の使い方 | purintoyatoのブログ

purintoyatoのブログ

学習や教育に関するブログです

中学受験の算数の問題は計算問題と図形問題以外は全て文章問題です。

図形問題においても文章問題と言っていい問題は多数あります。

つまり、文章の長い短いはありますが、中学受験の算数の問題は文章問題が解けなければ点数は取れません。

 

それでは、算数の文章問題に直面した時どのように考えればいいのでしょうか。

子供たちはどのような頭の使い方をすれば解けるようになるのでしょうか。

次にあげる2通りの文章問題を考えるプロセスを見てみましょう

 

A:その問題の文章を読む→→どの分野の問題か考える→→その分野の解き方を思い出す→→

   →その問題を解くにあたりその解き方を当てはめる→→公式や特殊算の解き方に使う数字を間違えないように使う→→正しい計算をする

 

B:その問題の文章を読む→→文章を理解してもう一度文章を読む、重要ファクターに線を引く、例えば、登場人物、その状況(同時にとか何分後とか)、単位、などその問題を深く理解する→→問題に聞かれていることがどのようなことかを理解して、どの分野の問題かを考える→→その分野の学んだり過去に解いた問題と今目の前の問題との一致する点異なる点を考える→→その問題に与えられている条件に従って問題を解く→→正しい計算をする→→出てきた答えが適切かを考える

 

 

上記の2つの思考プロセスでは、どちらも正しいと言えます。

Aの思考プロセスは大問1や大問2の中にある一行問題のような小問題では有効でしょう。

食塩水、売買損益、差集め算、流水算、などなど

Bの思考プロセスは大問で出された文章問題での思考プロセスになります。

 

大問の文章問題では文章が長くなっています。そのような問題で、Aの思考プロセスを一行問題のように使っては長い文章問題は解けません。解けたとしても確実性に欠けます。

 

大問の文章問題ではBの思考プロセスのように文章をしっかり読み、理解して、~算だというように特殊算にすぐに当てはめず、まずはその問題を解くにあたりどのように考えれば答えが導き出せるのかを考えなければなりません。文章に線が引かれていれば、その線が引かれている個所を見て、何がどう起きてどこから考えるかを見つけ出すのです。~算である、という決めつけをせず、今の自分の頭でその場で自分の頭で考えて、その後過去の解いた経験を利用して解いていくべきです。初めて見た問題でも、その問題を深く理解することで過去の解いたことのある問題と共通性を見つけることができるのです。

 

大問に出る長い文章問題は、文章を一読して、問題を理解し、再度読んで重要ファクターに線を引き、さらに文章を深く理解することが重要です。3回読んでも構いません。

そして、今の自分の頭で考え、どの値が出れば答えにたどり着けるかを考え、過去に自分が学んだり解いたりした問題が使えるかを考えます。

 

日頃からたくさん問題を解くことが大切で、その経験が複合されて大問の文章問題を解くときに役に立ちます。小6生であっても時間は十分あります。

たくさん問題を解いて、文章を理解する力を身に付け、その中で頭を使う習慣を身に付け、どの数字を出すことで答えが出せるかを考えられるようにしましょう。

 

お子さんが長い文章問題が解けないのは、このように頭の使い方を再確認してみることをお奨めします。

 

 

     

 

ストアカで講座行っています

   ↓ ↓ ↓ ↓