コロナ明け 受験生も帰省や旅行をしていいの? | purintoyatoのブログ

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学習や教育に関するブログです

結論から言えば、行った方がいいでしょう。

 

日帰りでもいいのです。

小6生の場合は、小学生最後の夏休みです。

中学に入れば部活動が忙しくて家族のスケジュールが

合わないことがあります。

帰省や旅行は受験生にとって、学習時間の妨げになるから

我慢しなければならないと、思いがちですが、

帰省や旅行先でも十分身につく学習はあります。

 

そういうときこそ、社会科や理科の学習ができることでしょう。

 

社会科は私たちが豊かに暮らせる生活の工夫を学ぶ教科です。

地理でも歴史でも公民でも、私たちがその時代や未来のために

生活をする上で、工夫したり、ルールを決めてきました。

国や地域を豊かにするアイデアを人間は考えてきたのです。

例えば、雪が多く降る地域に行くと、赤青黄の信号機が

縦になっているところがあります。信号機に雪が積もらないように

するためですね。

普段、自分が住んでいる地域でも視点を変えれば十分、

旅行した時と同じ発見ができるのですが、中々そういう視点では

見られません。

旅行先では、新鮮な目で人々の暮らし、培われてきた歴史的背景、

風習、お祭りの意味、

などテキストに書かれていた事柄を実感したり

それ以上の発見を見ることができるでしょう。

これから先の未来の人たちのテーマは、

“人として豊か”

が求められることでしょう。

経済的な豊かさのノウハウは私たち人類はわかりました。

それでは、人としての豊かさとは何か?

そんなあり方が求められ、人類が長く生息する意味が他の種からも

認められることでしょう。

自然環境、平和、共生、権利、自由・・・

そのような大きなテーマは、実は私たちの身近な生活の中から

必要不可欠なものとして生まれてきたのです。

 

都会では、オートメーション化され、便利になり、どなたかが

作ってくれた便利なもので私たちは便利に生活しています。

 

知恵や工夫や人としての豊かさはそれの反対に位置するかもしれません。

 

海、山、過疎地域、では便利さが足りない人の知恵や工夫がまだまだ残っているかもしれません。

そのような人間の知恵と工夫が“

人として豊”のヒントになるでしょう。

 

それでは、地方の人々は“人として豊”なのでしょうか?

それは残念ながらそうともいかないのです。

地方の方々は便利さを求めています。

私たちは、人として優劣はありません。

しかし、地方に住んでいる人たちは、都会が優で地方が劣と感じている人が多くいます。

 

ミスマッチ、矛盾です。

 

受験生を含めた子供たちには、

便利さとは人としての豊かさなのか?

 

そんな疑問を感じ取ってもらえると、

共生や差別、自然保護、動物愛護

のような答えがありそうでない人類の課題を感じ取る感性を持つべきだと思っています。

 

なぜ受験するのか?

なぜ勉強するのか?

 

勉強をする人がいなければ人類は発展しません。

 

人類の発展とは?

 

AI技術?

長寿医療?

さまざまなことの無人化?

 

受験勉強をしてきている子供たちと

真剣に人類の未来の話をしてみてはいかがでしょうか?

帰省や旅行はそういう機会も作ってくれます。

 

大人も、大人こそがもっと勉強しなければなりません。