1993年に発売された英語版インナーチャイルドカード。発売当初のものを手に入れることは、もはや困難なのですが、先日たまたまフリマサイトで見つけたのはかなりラッキーな出来事でした。


インナーチャイルドカードについて、改めて書いておきます。


インナーチャイルドカードとは

インナーチャイルドカードは、タロットカード形式のカードデッキで、内なる子供(インナーチャイルド)と対話するためのツールです。各カードには、童話や神話に基づいたシンボルやイメージが描かれており、これらがクライエントの潜在意識に働きかけます。


私はこのカードを主に心理セラピーのツールとして使用しています。(もちろん占いやカードリーディングとしても使えます。

カード選び: クライエントが直感に従ってカードを選びます。選ばれたカードがクライエントの内面の状況や課題を反映しています。

カードの解釈: カードからのメッセージや意味をリーディングすることと、クライエントが感じるカードのイメージやいま思っていることを話してもらうことで、クライエントの無意識に隠された感情や記憶が浮かび上がることがあります。

対話と洞察: カードのイメージを通じて、クライエント自身のインナーチャイルド(幼少期の自己)と対話し、その時期の感情や経験を再評価します。これにより、過去のトラウマや未解決の問題を解消する手助けとなります。

ヒーリングと成長: インナーチャイルドカードを通じて得られた洞察は、クライエントが現在の問題を理解し、癒しと自己成長を促進するための糧となります。


利点

視覚的なアプローチ: カードのイメージが感情や記憶を引き出しやすくしてくれます。

直感の活用: クライアントの直感を尊重し、自発的な気づきを促す。

非言語的な表現: 言葉にできない感情や経験を表現する手段として有効。

過去の癒し: 幼少期のトラウマや未解決の感情を癒すプロセスを支援。

インナーチャイルドカードを使用した心理セラピーは、クライアントが自己理解を深め、過去の経験と向き合い、より健全な自己を構築するための有力なツールです。

 

今回入手できた初期のカードと解説書


元々持っていたもの(左)と今回のもの


現在のもの(左)との比較


現在のもの(左)との比較

今のカードの方がかなり薄いです。どちらにも良さがあります。


2012年にインナーチャイルドカードに出会ったことで、私の人生は大きく変化しました。

このカードの歴史を知りたいと思えましたし、こんなに素晴らしいカードを作ってくださった創始者イーシャ・ラーナー、マーク・ラーナー氏に感謝の気持ちでいっぱいです。


初期のカードや解説書に触れることは、創作者が最初に込めた意図や哲学が反映されていると感じられて、より深い理解に繋がる気がします。

発売からすでに30年以上が経過し、その時代の背景や状況を理解するための貴重な資料となります。

又これにより、カードがどのように進化してきたかを知ることができるので、楽しいのです。

カードを使い始めて12年目ですが、発売当初と今のカードと比較したり、当時の人生を思い出したり、ノスタルジックな気持ちにもなっています。


これからもインナーチャイルドカードのより深い学びと、カードの普及を目指していきます。



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