私の勤務先では それほど被害はなかったのですが、自宅の方が大変な状態でした。
といっても 家屋が倒壊とかそういうことはないんです。
でも 食器棚から雪崩のようにグラスやコーヒーカップが落ちて 床が破片だらけになったり、棚がぶっ飛んでひっくり返ったり、冷蔵庫は２０ｃｍも前進するわ・・・・
生きてて これほど大きな地震に遭遇したのは 両親も含め初めてのことでパニクってしまいました。
結局この日は電気も電話も（携帯も殆どつながらず）水も使えない 完全にライフラインが断絶されたまま過ごしました。夜は寒さに震えながらキャンドルナイトで冷たいおにぎりを食べてしのぎました。
ラジオもない ワンセグもみれない。
情報がまったくはいらないもどかしさに かなりイライラしていました。
そして12日11：00になってようやく 電気と電話が復旧して テレビをつけると・・・
想像もできない事態が何度も何度も繰り返し放送されているのを 呆然としてみるのがやっとでした。
「映画のワンシーンだよね」
「嘘でしょ」
「こんな事になんでならなきゃいけないの 日本ばっかり」
悲しい 悔しい 自然にたいして人は全く無力であることが これほどまでに悲しいと思ったことはありませんでした。 されるがままの状態を受け入れなければいけない事態に 頭も感情も真っ白になってしまいました。
津波が一瞬で町をのみこんでしまう
ついさっきまで いつもの日常を暮らしていたのに 一瞬でその生活が奪われてしまうんです。
私が今いる環境では いまだに断水は続いていますが、被災にあわれた方に比べればなんと恵まれていることか。 命があって ケガもなく 暖もとれる家もある。
ちょっと水がでないことで不平不満をいってしまっては 恥ずかしいと思いました。
今は心から 被災にあわれた方が1日も早く 安心して暮らせる環境を願うばかりです。
そして安否確認ができない方々と 早く連絡がとりあえますようにと。
今朝 通勤してくる途中いくつかあるガソリンスタンドは 全て長者の列でした。
実は 自家用車の給油もさることながら トラック輸送車両の燃料不足が深刻な状態です。
通販でお買い物をしても 被災地域じゃなくても そういった理由から納期が遅くなることもあると思います。
自家用車をお持ちの方はできるだけ 他の交通手段へ乗り換えてエネルギーの協力をしてあげてください。
私は交通機関の代替がないので 自家用車で通勤してまいますが 寄り道をしないで自宅と会社の往復のみで燃費のいい走りを意識して 無駄にしないように心がけて運転しようと思います。
最後に たった1日だけでも 暖房のない夜 キャンドルの光だけで過ごしてわかったのですが
私たちは ライフラインがあることを当たり前に考え そして完全に依存している生活をしているかと思い知りました。
トイレで使う１回の水の量に 驚きました。
たくさんくんできた水をタンクに入れたばかりなのに たった1回でタンクの1/3がへってしまうんです。
すぐに手を水で洗うくせがあった私には ほんの少しだと思った水の量が１カップ使うだけでも不自由に感じています。もっともっと節水しなくては とても1日足りません。
昨夜 政府が発表した 計画停電は当たり前の事態だと受け止めています。
今できる 精一杯は まずは通電中にも 積極的な節電をたくさんの人達で協力していくことではないかと思います。
みなさん 募金の前にまず節電にご協力を！
使わない家電はコンセントから抜いて。
ﾃﾚﾋﾞも主電源をオフに！
そして夜はできるだけ電気を1箇所に集中させて
早く寝るようにしましょう。
ちょっとした生活の節電が皆さんの輪で
大きなエネルギーの節電になります。
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