聖ヨハネ・ボスコドン・ボスコ

「青少年の友」聖ヨハネ・ボスコ

1月31日は、聖ヨハネ・ボスコ司祭の記念日です。

「ドン・ボスコ社」の名前の由来となっている聖人です！

「ドン」は神父の意味なので、「ボスコ神父さん」ということですね。　

聖ヨハネ・ボスコ（1815～1888年）は、産業革命やイタリア統一戦争の混乱のなかで、身寄りのない貧しい少年たちのために尽くした司祭、教育者であり、サレジオ会、サレジアン・シスターズの創立者です。　

活発でリーダーシップがあり、運動神経は抜群、ときにかっとしやすい性格でしたが、９歳の時に見た不思議な夢で、

「げんこつではなく、柔和と愛をもって友となるように」

告げられ、若者のために働く司祭を目指します。　

貧しい家だったので、学校に通いながら、いろいろな仕事をしました。これが後に、寄宿学校をつくって子どもたちに様々な職業を教える時に役立ちました。　

路上の少年たちを導き、刑務所の少年たちの姿に涙し、子どもたちと思い切り駆け回り、すべてを子どもたちと分かち合うドン・ボスコの姿に、やがて教え子たちが従い、世界中に飛び立っていきます。　

ドン・ボスコの精神を受け継ぐ修道者・信徒・協力者たちは「サレジオ家族」と呼ばれ、現在、世界130以上の国で40万人以上のメンバーが青少年や貧しい人びとのために奉仕しています。

●キリスト信者の扶けて聖母マリアに対する聖ヨハネ・ボスコのノヴェナ（祈り）

聖ヨハネ・ボスコ、あなたの特別な扶けを必要とする私は、あなたに請い願います。私が求めますのは、精神的な恵みだけではありません。（ここで自分の願いを述べる。）地上にあるとき、あなたは、聖体の秘跡にましますイエズス・キリストとキリスト信者の扶けて聖母マリアとに深い信心をお持ちになり、また、苦しむ人々の上をいつも思いやられました。ではヨハネ・ボスコよ、私のためにも、イエズスと天の御母に、私が今求める恵みと、み旨に従う恵みとをとりなしてください。

1．a　主祷文、アヴェマリアの祈り、栄唱各一回　および射祷。
　　「至聖なる聖体の秘跡にまします主は、常に祝せられ、称えられんこ

とを。」

　　b　アヴェマリアの祈りおよび射祷。
　　「キリスト信者の扶けて聖マリア、われらのために祈りたまえ」
　　　各三回。

2．九日間中に一度聖体拝領をすること。

3．貧しい人、苦しむ人などに対して愛の奉仕をすること。

4．聖体の秘跡にましますイエズス・キリストとキリスト信者の扶けて聖

マリアに大いなる信頼を寄せること。

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映画　ドン・ボスコ

イタリア国営放送RAIが二夜にわたり放映！多くの人々が感動で涙した作品が、今日本にもやってきました。

「愛するだけでは足りない。子どもたちが愛されていると感じるようにしなくては・・・。」見捨てられた少年たちに手を差しのべ、彼らを助けるために自分の力を惜しみなく与えたドン・ボスコ。彼は青少年が集う場（オラトリオ）を創設し、やがてその中から後継者が生まれ、サレジオ修道会が誕生することになる。その過程で彼を苦しめた政府当局や教会勢力との対立は、教皇ピオ９世の理解と励ましによって、大きな展開を見せる・・・。