認知症とアロマ&タッチングケア勉強会 | アロマタッチングケア*健やかで笑顔ある暮らし*看護師 

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看護師時代から感じていた『触れる力』を伝えるべく『日本タッチングケア協会』を設立。

家庭看護にアロマやタッチングケアを取り入れ、健やかで笑顔で暮らせる人を増やしたいと思ってます。

日本タッチングケア協会の外尾です。

 

タッチングケアセラピスト認定者に向けた勉強会&手技の復習会を行いました。

テーマは「認知症とアロマ&タッチングケア」です。

 

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認知症の学びの前に、高齢期における記憶についてまず理解を深めました。

 

高齢期は、これまでの人生を振り返り、人生を受容する時期です。

人生を受容し幸福であるためにも、記憶は重要な役割を担っている事、

認知症はその記憶が失われていく病気であるという事。

そのことをみんなで理解を深めました。

 

続いて、今、単独世帯の割合が増えている現実があります。

 

認知症の早期発見にはご家族の力がとても大きいのに、

高齢者の単独世帯の増加は認知症の発見を遅らせるだけでなく

家族による直接介護がしにくい環境になっていく事が今後予測されます。

 

 

単独世帯が増えることは「孤立」する高齢者が増えていく可能性があり、

それは認知症のリスクを高める事にもなりますので、こうした社会背景から予測される

「孤立」をさせないためにも、触れ合いを通じた心のケアをしている私達タッチン

グケアセラピストは何が出来るか考え実践していく必要があると確認し合いました。

 

今、協会本部やショッピングセンター内で月1回行っている「ふれあいサロン」がその

活動の一つであり「そこに行けば必ずやっている」といった安心感をもって頂くために

も、この活動は続けることに意味があります。

 

定期的にコミュニティーサロンに参加すると要介護認定率が半減し、年4回以上の参加

で認知症の発症リスクが0.7倍に低下するという結果が出ています。

 

 

コミュニティー作り、つまり高齢者の社会参加を促す取り組みの大切さを改めて感じま

した。

 

「楽しい♪」とか「興味がある!」という事が人の行動を促す大きな力になります。

 

ですので、私たちがやっている「ふれあいサロン」やタッチングケアの活動は、

「何をすれば良いか」だけでなく「どうすれば楽しくなるか?」を考え、

また、家庭でも何か工夫出来る事はないか・・・?など、

みんなで知恵を出し合っていこうと話しました。

 

たくさん頭を使った後は、タッチングケアの技術練習です。

 

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参加者の感想の一部をご紹介しますね。

認知症&おばあちゃんになる事への不安がちょっとかるくなり、楽しく活動していきたいなぁ~と思える講座でした。

自分がこれからどういう気持ちで年を重ねていけばいいかという事を考える時間にもなり良かったです。

認知症とアロマ&タッチングケアは絶対にいい!と感じました。

本人も周りの人も穏やかに暮らしていけるかをアロマやタッチングケアを通じて考える事が出来ました。

 

上記以外にも沢山のご感想いただきました。

今回は、参加人数が多く、2回に分けて行いました。

日程が合わず不参加の声も多かった為、10月6日(日)にも同じ内容で行います。

参加希望される方はメッセージ下さいね!