とあるブログで紹介されてる発言を見た。
欠陥品かぁ。そうかぁ。
それは
私がかつてきた道^^;
胸に引きつけなきゃいけないようなオカリナは終わってるんだよ!って。
かつての私は心の中で思った。
どんな息入れても音色が破綻しない、雑音もしない。すげぇと感動しまくった、、、、
私は知らなかったんだ。その先のオカリナの世界があることを。
同じ形をしていた昔の亜音エルとピエタのAC。
左右寸法、太さ、風道の角度、全く同じ。
違うのは色合いと歌口だけ。
完璧な亜音。スムーズすぎる。
片やピエタときたら野暮ったい雑音しかしない。
アケタみたいじゃないか、、、
でも時々ピエタは魔法を掛けてくる。
野暮ったい雑音が消える瞬間の心地よさを瞬間瞬間に出していて、どうにもおかしかったのです。
その謎が明らかになった時、気が付いたら亜音を吹くのをやめてしまった。
オカリナ地獄にハマり込んだのです。
深い深い地獄に。
心地よい響きを身体で知った瞬間、
私はバカだったと思い知らされた。
この謎を解き、この秘密を表現するにはどうしたらいいのか、
苦しみ続けた数年。
これを知らぬ者には鼻で笑われ、知ってしまった人はドツボにハマるこの両極端な価値観。
仕方ないので裏息対応なる言葉を仮につくり、別のオカリナであることを強く強調した。
胸に引きつけなきゃ鳴らないオカリナなど欠陥品じゃ!ワシのは真っ直ぐでも鳴るんだ!
どれだけの作家の人がこの「オカリナ」の罠にハマったのだろう。
そう、ここはオカリナの地獄の一丁目交差点。
どっちに行くかは迷いどころ。
そう言われた方の作品はとにかく歌口のエッジに迷いなく息を当てたいから風道を極限まで絞りました。
糞詰まりの息でこめかみに血管を浮き上がらせるほど吹かないと音にならない楽器だった、それは。
もはや見えなくなって迷子になってしまった。
胸に引きつけたくないやり方は様々あるだろうが、
私もかつてはそこを通ってきました。
でも、そう言っているうちは響き系を語りはするもやはり響き系の意味を解られてないのは明らかだなぁ。
実物は既に見たけども、どちらにも振れない中途半端。
喉は響かせられないと言ってきたから。
似非(軸中央型) 響き系ってとこでしょうか。
貴重なお話、ありがとうございます。
今現在、ACは数年ぶりに亜音やティアーモを使いつつ、響き系としては攻められる響き系としてインフィニティ二本を始め、曲の性質に応じ庵、土心、ピエタを主力にチョイス。
だいたい使いたいオカリナは固まってきている。
「捨てようと思いました。」
息質が違うことを(圧力の強弱の目線ではない異質のオカリナ)気付かずに音にならない欠陥品だとセミナーで宗次郎に吹かせたご婦人。
これ、いいオカリナですよ。とあっさり見事な音色にしてしまう。
これについての違いについてはセミナーでは語られなかったが、私なら言うだろう。
強く吹いてはいけない、息を弱めるわけでもない。
息を与える意識をひっくり返さないと、この謎は解けない。
そういうオカリナは1割もないほど少数派だけども
宗次郎に近付くヒントの最有力な意識なのは間違いないんだということは断言出来る。
ノイズを消す息の与え方もあるのです。