ヒロミチ使い始めました。 | TONE”s ocarina world

TONE”s ocarina world

オカリナ吹きがノッてます

意外に思うかもしれないが、ヒロミチオカリナはこれまで所持しておらず、これが初ヒロミチです。

{8E263E06-1042-4A46-8DD4-E8FBEBEE9ECB}

{DFADAF80-7A28-4626-BDB2-2BFA2DE10194}

{9E748591-4640-41C7-9492-4983E54811FF}



結構人気のあるオカリナで、某所でも高く評価されていながら、遅ればせながら。

雫型歌口はどうしても私は優先順位から下がってしまいます。
それは私の息がどうしても「吹く」ではなく「置き」に行ってしまうから、「吹く」の要素の強い縦長歌口はこれまで長年使ってこなかった。

それは良し悪しではなく、私の好みの相性からくるものです。

でも演奏の方向性をクロスオーバーを始めた「攻め」に振り始めると、これまでの方向性のオカリナでは扱いにくいのもありまして、今は亜音の出番がとても増えている。
知っての通り亜音も雫型の縦長歌口、息も腹圧を掛けて「吹く」を意識する。使う息が全然違う。

ラフな息でもまとめちゃうからオカリナに任せきり。楽チン。

ちょい前だとインフィニティの初期は「吹く」も「置く」も意識的には両方使う時期もありますが、
今やってる曲は「置き」は難しいため、使うオカリナの気質を変えて取り組む。


携帯に録音すると「置き」を意識するとやたら響き過ぎて聴きにくい音なのだが、「吹く」に意識を変えると同じオカリナでも不思議と携帯に無理をさせない気がする。

それは前の日記でも書いたネコさんの反応にも通じるのだろうが、「吹く」は出てくる音の周波数的にやや狭まってマイク的には聴き取りやすくなるのかなと。(ねこに小判草さんのコメントは重要なヒント。)

ただ、人間の耳には感じ取る音の範囲は携帯のマイクとは違うはずで、生音を第三者に聴いてもらったほうがいいのだろうなという気がするが、ステージで吹く方が気質の違うオカリナを持ち替えると聴こえ方はまるで違うのは明らかであるし、
この問題は難しい。

今のところ私の価値観修正は、「やりすぎてもいかんのかな」という方向性に転換していて、「置き」裏息重視性は少なくなってる。


ただ、たまに「ど裏息」でオカリナを裏ロビーで吹いたりしてる時に「どこのオカリナだ」と寄ってきて質問責めに遭うことあるから、ほんとはどっちに意識を向ければいいのやら。

「置き」の息で吹いて感じる音と安い録音してチェックする音はだいぶかけ離れてしまう、その差を埋めるためにそのオカリナではハスキーになりがちな「吹き」の要素も混ぜてみたりして検討はするが、そんな小難しいこと考えたくなくなると例の「縦長歌口」オカリナの「吹き」意識に振って吹いていたくなる。

意識としては、木陰でおとなしく本を読んでいたのが、本を投げ捨てて走り回るようなものかな。


いや違うか、結構「置き」にいくと疲れるんだよ。
疲れたから走り回るは違うよななどと勝手に妄想しつつ。

今日は一日中練習してまして、
昼間だから裏息ピッコロも久々に出動。

息が余ってキツイ(T ^ T)

「吹く」系オカリナに甘えすぎてたんやなぁ。
最近おなかも出てきたし(笑)

話は逸れましたがヒロミチはバランスは評判どおりいい感じです。きれいに鳴るし。
裏息使わないから体力消耗もしないし。
すごくラク。

インフィニティはやっぱ裏息気質浅いとはいえ体力吸われる気質あるわ。
どっちがいいとかじゃなく完全に棲み分ける。




亜音のほうは絶大な安定感と安心感で拡散性を要求しつつ演奏的にリスキーな曲で吹く。
(総合力活かして吹くこともしやすい)

ティアーモ黒陶イタリアーナソロはパワー重視ながら亜音に続く価値観。

ヒロミチはサラリと軽やかに曲を流す
高音を出すときの角度の死角(空振り)は亜音やティアーモよりはちょっとあるので、軽めに演奏姿勢は意識する。(そのぶんサラリとクリアな傾向)

インフィニティ(初期)は表息では出せない隠れた音色を引き出しながら軽やかにサラリと吹きたい時に使い
インフィニティ(後期)は響かせ要素は初期ほどはないもののどしりと腰を落ち着かせた息遣いで本領を発揮する。

ピエタだとどっしり腰を落ち着かせて響きを引き出しつつ音色と相談しながら、、、



という感じなのかな。

そういや
意外だったこと。

高出力なティアーモ黒陶ソロと比較して意外と息の弱い土心が携帯マイク負荷が大きく(裏に重きを置くと)、ティアーモはパワーの割には携帯が録音を余裕で受け止めたのが驚く=今回のテーマはコレ)

コンサートで
オカリナの音色はどう聴いてますか?


耳で聴いてますか?
心で聴いてますか?
身体で聴いてますか?




身体で聴ける音色ってのが一部の奏者から発されています。
その感覚の違いを意識されたことありますか?

そういう奏者は3割いるかどうか、あまり多くないのですが、私もそんなオカリナ吹き目指したいと思っています。

観察してると、演奏者がその音を発してるのがどんなオカリナがそうなのか、っていうのは見てると傾向はかならずあるんで見ておくといいです。


ちなみに、表息系では亜音とティアーモ黒陶、TNGは可能だと読んでいます。

(オオサワアイは曲中亜音エルと並行して使われてる方がいましたが、身体で聴く感覚は皆無でした。)


意識して音色の質と身体の反応にも注意してみてください。