「プラスアルファの仕事をしてもらう」には、単に“もっと頑張って”と伝えるだけでは動きにくいことが多いです。
特に看護や医療現場では、忙しさや疲弊感があるため、「やりたくなる環境」と「意味づけ」が重要になります。
1. まず“最低限”が安定しているかを見る
人は余力がないと、プラスアルファは出にくいです。
- 業務過多で疲弊していないか
- 不公平感がないか
- 「やっても評価されない」がないか
土台が不安定だと、追加の行動は「負担」と受け取られやすいです。
2. 「お願い」ではなく「意味」を共有する
人は仕事量ではなく、意味に動かされます。
×「もう少し気を利かせて」
○「患者さんの安心につながるから、退院前の一言確認を大切にしたい」
×「協力して」
○「チームが回ると、結果的にみんなの負担が減る」
“何のためか”が見えると、自発性が出やすくなります。
3. 強みを見つけて任せる
全員に同じプラスアルファを求めないことも大事です。
- 気配りが得意な人 → 患者対応の質向上
- 整理が得意な人 → 業務改善
- 教えるのが得意な人 → 新人支援
「あなたの良さが活きる役割」と伝えると、主体性が出やすいです。
Iメッセージ例
「○○さんの周りへの気配り、私はチームにすごく良い影響があると思っています。もし可能なら、新人さんへの声かけも少し力を貸してもらえると嬉しいです」
4. 小さな成功体験を作る
最初から大きな期待をかけすぎない。
「ありがとう、助かった」
「患者さん喜んでいたよ」
この積み重ねが、“やると価値がある”感覚になります。
5. 管理者が先に姿勢を見せる
現場では、言葉以上に“見て学ぶ”部分が大きいです。
- 少し先回りして動く
- 困っている人に声をかける
- 感謝を言葉にする
すると、「ここではそういう文化なんだ」と浸透しやすくなります。
「プラスアルファを求める」のではなく、“自然に出る風土を作る”という視点が、長期的には効果的です。

