勢いというものは、時には最高の味方になりますが、時にはまったく役に立たないこともあります。
例えば、カラオケでの勢いは、あなたが「ボヘミアン・ラプソディ」を完璧に歌い上げる勇気を与えるかもしれませんが、数学の試験での勢いは、答えが全く違う方向に飛んでいく原因になるかもしれません。
勢いが役に立つ瞬間は、スポーツの試合でのラストスパートや、締め切り直前の仕事の仕上げなど、短期間で結果を出す必要がある時です。
しかし、勢いだけでは、長期的な計画や緻密な戦略が必要な場面では、役に立たないことが多いです。
四字熟語で言うと、「遠水近火」のように、遠くの水が近くの火事を消すのに役立たないという意味です。
また、勢いだけで行動すると、後で「空理空論」と言われるような、現実離れした計画を立ててしまうこともあります。
頭で考えただけで、実際にはまったく役に立たない議論や計画をしてしまうわけです。
しかし、面白いことに、「無用之用」という四字熟語もあります。
これは一見役に立たないと見えるものが、実は大きな働きを持つことを言います。
勢いが役に立たないと思われる場面でも、意外な形で役立つことがあります。
勢いは、使い方次第で最高の武器にも、最大の敵にもなり得るわけです。
だからこそ、勢いをコントロールすることが、成功への鍵と言えるでしょう。
勢いよく行動する前に、一息ついて、その勢いが本当に必要かどうか、考えてみることをお勧めします。
それが、勢いを味方につける秘訣かもしれませんね。

