セレナeパワー カーオーディオの音質アップ その3
もう1週間前の話になりますが、自分が乗る日産のセレナeパワー・オーテックが完成しました。
お客様のお車の納車が続いていたので、自分の車の紹介が後回しになっていました。
アルパインのセレナ専用のビッグXを装着して、オープニングがハイウェイスターになっているので、
オーテックに変えられないだろうか?と思いながら一週間放置して、
これなら普通のセレナの画面の方がいいかも?と思いながらな毎日乗っています。
スピーカーは片側3層のフル防振の後に、インナー取付のZSP-LTD15で・・
ダッシュにワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けた、
フロント2WAYのハイエンド仕様です。
カーオーディオ専門店はピラー取付の店が多い中、
ダッシュに貼り付けは鉄の影響をツイーターの小型で強力なマグネットが受けないためで、
このセレナの取付は鉄の影響を受けようが無い理想の位置です。
グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
その上に合計10ピース構成のピュアコンを取り付けて、複雑なスロープ角で音をコントロールしています。
音調整のために電源を入れると、最近の車では見られなくなったCD・DVDの文字が出ていて、
たまにはディスクで音楽を聴きたくなります。
アルパインのイコライザーはパナメトリック式で、グラフィックの様に最初から動かす周波数が決まっていて、
動かす幅も一定なのが、13バンドの周波数を自分で自由に決められて、動かす幅も何段階かで決められて、
かなり細かい調整が可能で、ピュアディオの様に生音・生声を知っている音源を使って調整する場合は、
音を造るのではなくて、元の音に近づけるという手法の時は使いやすい方式です。
ただいくらこれが元の音に近いと感じても、メモリーした途端にやや音が抑圧されて聴こえるので、
何度も調整⇒メモリー⇒再生を繰り返して、時間をかけて音を追い込んで行かないといけません。
それと同時にグローブボックス下のピュアコンの値も微妙に変えて行って、
トータルで音を生音・生声に近づけています。
今回は自分の車なので実験でタイムコレクションをゼロから徐々に動かして行ったら、
ドンドンボーカルが目の前に広がって来て、音のフォーカスも鋭くなっていい感じで鳴るではありませんか!
ただ自分が一度も生で聴いた事の無い楽曲だと良く聴こえますが、
実際にお会いして生の声を聞いたり、生の楽器の音をPA無しで聴いた事のある楽曲だと妙に変に聴こえて、
元のゼロに戻したら・・
今度は物足りなく聴こえ始めました。
これはまずいと思ってその日は途中で調整を辞めて、宇部店に乗って帰る事にしました。
こういう耳になってしまうと一晩寝てリセットしないといけなくて、お客様のお車では絶対にやらない事です。
ただ定位とかフォーカスとかは素晴らしく、でも音色は違って聴こえるので、
これは別なジャンルのカーオーディオで、1980年代からスタジオの音に近いカーオーディは存在していて、
1995年ぐらいからこの手の新しいジャンルのカーオーディオが出て来て、
自分がやっているのは絶滅危惧種的なカーオーディオなんだな、と感じた出来事でした。
おそらく自分がバッテリーはボッシュが良いと言っていても、
他の店ではパナソニックのカオスが良いと言っているのは、
これはジャンルの違う音を追及しているからに他ならないと思いました。
サウンドピュアディオはファンクラブに入っている方、
音楽の先生やピアノの講師、学生時代に吹奏楽部にいた、など音楽に精通した方が多く、
更に女性のお客様の比率が他店に比べてかなり多いという特徴があります。
これまで何度もFMラジオで、
「オーディオマニアの方は対象としておらず、音楽好きの方をサウンドピュアディオは対象としています。」
と言って来ましたが、こういう風に明らかにジャンルが違っているので、
そういう音を求めているどちらかというと業界慣れしていない方を探してビジネスをしているので、
他ではやっていないFMラジオを通じてお客様を探さないといけないのだなと感じました。
福岡店に乗って行ったレクサスLSは置いて帰って、
現在は福岡店の飾り兼プレミアムオーディオ車用の試聴車となっています。