レクサスUX ケーブル交換 | サウンドピュアディオ井川のブログ

レクサスUX ケーブル交換

今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、レクサスのUXです。

 

 

 

 

既にJU60とZSPのスピーカーが装着されているお車に、

ピュアディオの最高級ケーブルPMBに交換する作業でお預かりしています。

 

 

 

 

 

PMBケーブルは細い線が何本も重ねてあって、

その1本1本が全てエナメル質で絶縁されていて、

使用する時に末端に秋入れを行って導通させるために高音質を再生出来るというタイプの

スピーカーケーブルです。

 

 

 

 

焼き入れするとハンダが少しづつ減って来るので、

日頃のRCAケーブルやデジタルケーブルの製作で出て来た銀入りハンダのかけらを集めて

足して溶かしかさ上げしています。

 

 

 

粉ハンダの右にある塊のハンダはこの後の工程で表面の不純物を取り除いた後から

純度の高い部分を抽出した物で、高級ハンダは軍事用と使用されていて、

入手が難しく手に入っても値段が高いために、社内でリサイクルする事によって、

純度が高いながらもコストを上げないという努力をしています。

 

 

 

 

炉の温度の目標値は370度で、268度になったのでそろそろ表面の不純物を取り除いて行きます。

 

 

 

あっ、温度表示の上のマスコットみたいな物は純度の高い部分を抽出した時に

偶然出来た形がおもしろいので取っておきましたが、前はもっとあったのですが、

形が単純な物から徐々に炉で溶かされて行きました。

 

 

 

後から追加したハンダも完全に溶けて、へらで表面をすくって行きます。

 

 

 

 

 

表面をすくうと370度に熱せられた純度の高い部分が現れて、

ここにPMBケーブルの末端を浸けて、エナメル分を焼き切ります。

 

 

 

 

 

 

そして全ての線が繋がって導通したら、この先を銀入りのハンダで加工して・・

 

 

 

 

 

24金メッキの端子を付けて製品化したら、これからレクサスUXの車内にはわせて、

PSTケーブルから交換して音質アップを図ります。

 

 

 

ケーブルを引き替えるとスピーカーとアンプ間の直流抵抗が減るだけでなく、

各周波数ごとのインピーダンスも微妙に変わって来るので、

最後に音を聴きながらピュアコンの値の微調整を行ったら作業は終了します。