続・お客様の質問にお答えして 第8話 | サウンドピュアディオ井川のブログ

続・お客様の質問にお答えして 第8話

今日5月1日は井川家長男の誕生日で、もう36歳になりました。

 

息子が生まれた時は自動車メーカーがアフターマーケットのカーオーディオを

10年で潰すと言っていた時代で、

息子が成人する頃にはカーオーディオはどうなっているのだろ?と心配していましたが、

意外と20年後まだ健在で、さすがに30年を過ぎて近年ではなかなか作業がし難かったり、

元の音質が変に造作してあり本来の音楽になかなか近くならないなどの問題が出ています。

 

前置きはこのぐらいにして、今日も最近店頭で聞かれたお客様からの質問にお答えしたいと思います。

 

 

 

元祖・新シリーズ・続シリーズと3シリーズ目に入っていますが、

先代・先々代でお答えしているお話もありますが、その中で時代背景が変わっていますので、

重複する事もあるのであらかじめご了承下さい。

 

 

 

サウンドピュアディオに最近来られる様になったお客様からのご質問で、

最近特に多い質問を今日は2つ取り上げさせて頂きます。

 

 

 

まず第一の質問は「他のお店ではイコライザー付きのⅮSPアンプを勧めておられますが、

こんな便利な物を何故ピュアディオさんではなぜ勧められないのですか?」というご質問です。

 

古くから井川ブログをお読みの方は何回かこの手の商品をデモカーに付けて試してみて、

ノーマルでは音に新鮮さが欠けるからとチューニングして、結果として後に販売しなくなって、

また次の商品をチューンして、でもまた販売しなくなってを繰り返して、

結局この手の商品は販売しなくなりました。

 

理由は2つあり、1つは音質的にⅮSPアンプに内蔵されているハイローコンバーター部が貧弱で、

チューンしても音の新鮮さは外付けのハイローコンバーターをチューンした物に全く及ばないという事で、

小型のケースの中に組まれているので大型のパーツに替えたり、

部品を追加して回路を複雑にする事も出来ないからです。

 

2つ目の理由はⅮSP部のエラーで、これはエラーが起こらない筐体に当たればノントラブルで使えますが、

当りが悪ければしょっちゅうエラーが起こって、イコライザーやチャンネルディバイダーが初期化したり、

音が途切れたりと使っているお客様が不快に思られる状態になるからです。

 

もちろん他店ではそれをメインに販売しておられますがから、

同じ比率でエラーは起こっていて、不満を持たれた他店のお客様が当店に来られて、

撤去して一から作業をやり直したという事はこれまで何度もありました。

 

またⅮSPアンプを繋ぐ純正側の条件でエラーが起こる頻度も違って、

あるメーカーのこの機種を使えば必ず音ギレを起こすという事も分かっています。

 

しかしその機種が自分の会社で持っている車種以外で、

これだけデモカーを持っていてもそれが分からないという、

けっこう怖い時代になって来ているなと心配しています。

 

 

 

そこで純正のナビオーディオを使っても新鮮で良い音が表現出来る様に、

ピュアディオチューンのモノラルのハイローコンバーターと、

筐体チューンをメインとして純正との組み合わせで本来の音楽に近くなる様にチューンした

通称ブラックアンプとの組み合わせで対応しています。

 

 

 

次に第二の質問に移って、こちらも新しいお客様からで、

「ピュアディオさんの製品は音が良いので、ディーラーでも扱える様にしてもらったら、

新車購入時にそのまま装着した状態で受け取れるのですか?」という事をよく聞かれます。

 

確かにディーラーから積載車に積まれて持ち込まれて作業を行ったり、

ベーシックパッケージだとこちらから出張して作業をしたりとかすれば、

お店に持ち込んで代車に乗って帰って、

また後から取りに来るというお客様も手間が減るという事は私も理解しております。

 

ただ今のベーシックパッケージは車の仕様や年式によって

かなり細かくピュアコンの値を変える必要があって、

それだけの物を先方に持ち出して作業をする事がほぼ不可能なのと、

今のサウンドピュアディオの作業はエアコンがかかって

温度・湿度が調整してある場所で行っているという事もあります。

過去にはエアコン無しのピットの時期もありましたが、季節による防振材の密着度の違いや、

ハンダ付けの良し悪しなど、今ではエアコン付きのピットでないと良い音を表現するのは無理だと考えています。

 

またディーラーの積載車で運搬するとそれはそれでコストがかかり、

それを誰が負担するかという問題があるのと、

商品代金をディーラー経由にするとそこにマージンが必要になって来て、

今のピュアディオのダイレクト販売による余分なコストの削減と変わって来てしまうので、

価格を上げる必要が出て来ます。

 

それを避けて全てダイレクト販売で削れるコストは削って、

ピットのエアコンの様に良い環境で作業して良い音を適正な金額でという方法を取っています。

 


 

そういう理由でご不便でしょうが、

ディーラーで納車された後にピュアディオの店舗に持ち込んで頂く事をお願いしております。

 

 

 

以上、本日は2つの最近多いお客様からの質問にお答えさせて頂きました。