セレナ・ハイウェイスター カーオーディオの音質アップ | サウンドピュアディオ井川のブログ

セレナ・ハイウェイスター カーオーディオの音質アップ

今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、日産のセレナ・ハイウェイスターです。

 

 

 

 

日産純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、

ベーシックパッケージの取付とベーシック防振の施工のWパッケージの作業に加えて、

ドアスピーカーの交換も行いました。

 

 

 

 

 

ダッシュには厚い布のカバーがしてあり、高音をかなり吸収していたので、標準サイズのATX-25ではなく、

アップグレードのATX-30ツイーターを使用しました。

 

 

 

 

 

更にドアにはレザーのカバーがしてあったので、こちらも通常の純正16センチをそのまま使用するのではなく、

取り外してJBLの16・5センチの602CTPのミッドに交換しました。

 

 

 

 

 

 

 

またドアの外板裏は何も防振材が貼られていない状態で、残響音がかなり残っていたので、

4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせて、ドアが重たくならない割に効果の高い防振を行って、

音質・静粛性共にアップさせています。

 

 

 

 

 

 

 

純正ナビから取り出した音信号はグローブボックス下までピュアディオブランドのPSTケーブルで引いて来て、

比重の高いMDF板を敷いた上にピュアコンの6ピース構成の物を取り付けて、

ツイーター用の音域とミッド用の音域に分けて送っています。

 

 

 

今回は純白のボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きしたコイルに、

SSFのオプションを加えて構成で、音の荒い部分を抑えたクリアーな音質で音楽を奏でています。

 

 

 

全ての結線が終わって音が鳴ると、ナビの操作で音を整えて行って、これは中身はパナソニック製の物で、

ピュアコンの値を変えながらパネル操作の両方で音を追い込んで行きます。

 

 

 

 

 

今回はダッシュとドアのカバーで吸音する音域が複数あって、

そこを強調しながらも音がきつく聴こえない様にと、かなり苦労してセッティングを行いました。

 

特にパナソニック製のナビはイコライザー操作で良い音に聴こえても、

メモリーした途端に音が抑圧される部分があって、何度もイコライザーパターンを変えてメモリーして聴いて、

更にピュアコンの値を変えてと、普通の倍ぐらいの時間をかけてセッティングを行いました。

 

 

 

 

 

ピュアコンは周波数レンジを徐々に広げて行って広げ過ぎて音がきつくなったら値を下げてと、

下げ過ぎれば音が埋もれてしまうと何度もイコライザーパターンとの組み合わせで変えて行き、

派手過ぎずかといって足らない部分も無くてという、絶妙な組み合わせを探し出しました。

 

 

 

 

ただ周波数レンジが全く帰られなくて、

レベルが2段階か3段階の切り替えしかない普通のネットワークだと、

ほぼ元の音楽に近い音で再生など無理で、

ピュアコン方式を初めて31年でレンジを自由に変えられるというのがこんなにありがたい事なのかを

感じた作業でした。