西日本ハムフェア会場レポート 後編
去る3月10日に京都郡苅田町にある日産九州工場・体育館で行われた
『西日本ハムフェア2024』の会場レポートの後編です。
広大な日産九州工場の敷地には、あちこちにNISSNの名前が入った建物があり・・
体育館の前の駐車場にはかなりの数の充電設備があり、「さすが電気自動車をリードする日産!」と感じました。
当日駐車場にはアンテナが何本も付いている車が多数来ていて・・
なかでも自分が注目したのはこのS660でした。
S660に145MHzの8分の5波長2段プラス4分の1波長の2メーターを超える長さのアンテナに、
10メートルから20メートルの4分の1波長をコイルで巻いた短縮型のアンテナ2本を付けており、
4本アンテナを付けている車よりも、内容の濃い物2本の方がインパクトがあります。
しかもほとんどが1ボックスなのにスポーツカーというところが凄いです。
そんな車を横目で見ながら体育館に入ると、メーカーやショップが所狭しとブースを出していて・・
中でも宮崎大学の無線部のブースが気になって、昭和の時代は当たり前だった大学の無線部も、
今は絶滅危惧種と言ってもいいぐらいの少数派になっています。
中に入って左の奥の手前の『ライセンスフリー』という免許の要らない無線の同好者のブースがあり、
自分たちの土曜日の実験に協力して頂いている方々なのでご挨拶に行きました。
そこには27メガヘルツで0・5ワット出力の、小さな会社が作った無線機が展示してありました。
ソニーやパナソニックが採算が合わないからと撤退した27メガのトランシーバーは、
少量生産で電波の質の大幅な向上が求められた基準を満たして、10万円台で中ばで販売されており、
一部の27メガファンの高い支持を受けている商品です。
そのライセンスフリーのブースの隣はMasacoさんのブースで、
こちらについては前編でお知らせしています。
自分の前の方が電波適正利用推進員のジャンパーを着ておられて、
おそらく総務省からの委託を受けられている方でしょう。
自分も総務省のお墨付きが欲しいのですが、会合や報告書で時間を割かないといけなくなるので、
普通の民間団体のままでいいです。
そして今回最も収穫があったのが、自分がレクサスに2台付けていて、
ハンディー機も常に積んで3台使いのアルインコのメーカーの方がおられて、
ⅮR-ⅮPM60Eのメーターの振れが軽すぎて困るという旨を聞いて頂きました。
アルインコの無線機を3台使って351MHzの実験を行っていて、ⅮPM60Eだけ倍の量が振って、
12段階のメーターが他の機種で6以上振れば常に12段階のフルスケールで、困っていますと伝えて、
メーカーの方は自分が買ったお店経由で返事をしますという事でした。
八重洲のFTM-320Rはメーカーに実際に使ってまずい部分を改善してもらって、
今は351MHzの最強機種になっていますが、
ⅮPM-60Eはメーターを改善したらそれを超える最強機種になるはずですが、
実際に複数台を同じ周波数で使う実験をしているからこその実態に伴ったユーザーレポートです。
アルインコが終わったら次はアイコムに15チャンネル問題を訴えないといけなかったのですが、
日曜日の営業を抜けて来ているので、30分の滞在で宇部店に向けて帰りました。
帰りに駐車場で351MHzの愛好者に、
レクサスLSの屋根にこうやって固定用のアンテナを付けて運用していますというのをお見せして、
直ぐに会場を後にしました。
その日は2時間半で帰って来ますと専務に言ってでたのですが、実際に2時間半で帰るのは無理で、
行に追い越し車線の遅い車をパッシングして急加速で追い越したら、
ダイヤモンドのAZ-350Rの衝撃を受けたらバネが伸びて倒れる機能が効いて、
気が付いたらアンテナが倒れていました。
帰りは短いAZ-350Sで帰りましたが、実際には往復と食事で3時間半かかってしまいました。
以上急ぎ足ではありましたが、西日本ハムフェア2024の会場レポートの後編をお届け致しました。