ホンダN-ONE カーオーディオの音質アップ その3 | サウンドピュアディオ井川のブログ

ホンダN-ONE カーオーディオの音質アップ その3

今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、ホンダのN-ONEです。

 

 

 

 

ホンダ純正のギャザーズのディスプレイオーディオが装着されたお車に、

プレミアムベーシックパッケージとドアにアウターバッフルを製作したスピーカーの取付と防振作業を行いました。

 

 

 

 

ダッシュにはワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターのブラックを取り付けて・・

 

 

 

 

ドアにはアウター・スラントのバッフルを製作して、

ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けています。

 

 

 

 

ディスプレイオーディオにはピュアディオチューンのハイローコンバーターを使ってRCA化して、

ラゲッジのアンダーボックスまでSKYのラインケーブルで音信号を送って、

ナカミチのPA-1002Nで音を増幅してフロントに戻しています。

 

 

 

 

グローブボックス下にはピュアコンを取り付けて、

中低音と高音を分離してミッドとツイーターに分配して送りますが、

今回はディスプレイオーディオの音のクセが強かったので、何度もブラックボックスとコイルを交換して、

最終的に今回は専用設計でこれまでに無かった値を作って対応しています。

 

 

 

 

 

そのディスプレイオーディオの音のクセとは、

普通はリスニングポジションの機能があってもオフのポジションがあるのが、

オールとフロントとL・Rしかなく、オールかフロントか散々迷って、

どうしてもオフポジションをこれまで体験しているので気になっていました。

 

 

 

 

 

そこで音響効果オフを押すと、今度は必要な部分まで欠けてしまって、どこか薄くて物足りないので、

何度も音響効果の組み合わせを変えて最も素の音に近くなる組み合わせを探して、

それでも近づかない部分はピュアコンの値を特別に無い値を作って素の音に近く設定しました。

 

 

 

 

途中からイコライザー操作も含めて音調整を行ったのですが、

これは中身がダイアトーン製かメモリー前と後のイメージの差が大きく、

何度も調整⇒メモリー⇒試聴⇒調整を繰り返して、

音色が素直で体感音圧も得られるセッティングになりました。

 

 

 

 

 

20バンドのイコライザーはけっこううちにしては複雑なパターンになっています。

 

 

 

最近の純正のディスプレイオーディオは機種によって音のクセが違って、

スピーカーやアンプが同じでも聴こえ方が全く違って、

ピュアコンの特性を変えて音色を調整して対応しており、

これまでのラインナップでは理想の音にならない車種が増えて来て、

ユニットのストックは増える事はあっても減る事はないという方向に来ています。

 

もちろん今回新しくN-ONEのディスプレイオーディオ用に作った値はまたストックとして、

もう一度作っておきます。

 

 

 

調整の途中で専務から「こんなに音が薄くて大丈夫なんですか?」と聞かれていましたが、

ピュアコン=ネットワーク回路のコンデンサの値の割にコイルのインダクタンスを多くとる事により

音に厚みを持たせていますが、これがメーカー製のネットワークだとコイルを大きくする事が出来ないので、

イコライザーでレベルは動かしても音色を合わせる事は出来ないというのが現状で、

これがコイルとコンデンサの比率を変えると不思議と音色が合って体感音圧が増すから不思議なものです。

 

 

 

昨年でパーツが自由に変えられるパッシブネットワークのピュアコンは誕生から30周年を迎えましたが、

発売した時よりも30年以上経った今の方が、その存在感は増しています。