ホンダNワゴン スピーカーの音質アップ | サウンドピュアディオ井川のブログ

ホンダNワゴン スピーカーの音質アップ

今日ご紹介する1台は、福岡店の現在の作業から、ホンダのNワゴンです。

 

 

 

 

 

ホンダ純正のギャザーズのディスプレイオーディオを装着した状態で入庫となって、

ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行っています。

 

 

 

 

 

まずはドアの内張と防水シートを外して、何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。

 

 

 

 

ベーシックパッケージなので純正の16センチはそのまま使用していますが、

一般的にフレームがプラスチックでネジは1本止めで、

裏のマグネットも小さいから音が悪いと言われているこのスピーカーが、

何故かこもりが無く低音もしっかり鳴ってくれます。

 

 

 

その秘密はピュアコンを通す事でこもる音域をカットして、

カットした音域をピュアディオブランドのツイーターでカバーして、

軽く聴こえる低音はピュアコンを通す事でインピーダンスをやや上昇させて重みを持たせて、

更にベーシック防振を加える事で低音は十分な量を得られています。

 

それと当店が純正スピーカーを使う理由が、

市販のトレードインスピーカーは極端に音を強くしている部分と、

逆に音をスポイルさせて下げている部分が混在してしていて、それでメリハリを付けた音にしていますが、

それが本来の音楽とは違う音色になってしまっていて、

イコライザーでレベルを上げ下げしても音色はほぼ変わらず、

それなら純正の音を磨き込んだ方が本来の音楽の音色に近くなると

20数年前にベーシックパッケージを考案しました。

 

 

 

ツイーターはダッシュにピュアディオブランドのATX-25を取り付けて・・

 

 

 

 

純正のディスプレイオーディオは一度取り外して、

裏からピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプで4本で音の行き来をして・・

 

 

 

 

グローブボックス下に比重の高いMDF板を敷いて、その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けて、

ATX-25には高音域専用のPSTケーブルで音を送って行きます。

 

 

 

 

ディスプレイオーディにはバス・ミッド・トレブルの3トーンと

13バンドのイコライザーの両方が付いていて、

3トーンは1クリック動かすだけで音がどぎつくなるので使わず、

ピュアコンを交換しながらイコライザーを調整して行き、

2カ所1クリックづつ動かした所で調整を終了させました。

 

 

 

 

 

このディスプレイオーディオは初めてで、

なかなかクセが掴めずブラックボックスは6個目で固定して、

コイルは1回交換でもうこれ以上生音・生声に近づかないという組合わせになったので

セッティングを終了しました。

 

 

 

 

Nワゴンはスピーカーがリスナーの耳から少し遠いので、

低音の量は得られやすいのですが、中音が薄く聴こえて、ちょうど昨日のブログと逆の現象が行って、

コイルは井川が一から手巻きした巻き数の少ない物を使用して、ドアスピーカーの上限周波数を伸ばしています。

 

 

 

ベーシックパッケージと言いながらも、

ナビなどの音の特性に合わせて一台一台ピュアコンのパーツの値を選んでいるのと、

現在では白いラベルのRRコンと呼んでいるアップグレードのブラックボックスを全車に使用しているので、

販売価格はWパッケージで11万円ぐらいになっていますが、

過去の10万円の頃に比べたらかなり音質がアップしています。

 

 

 

購入は当店のNボックスのデモカーを聴いて頂いて、

「同じ純正スピーカーを使っているので、この様な感じで聞く事が出来ます。」と

デモンストレーションして決めて頂きました。

 

世の中「純正スピーカーは音が悪くて使い物にならない!」と言われているショップが多い中、

当店を選んで頂いてありがとうございました。