新・お客様の質問にお答えして 第52話
前回のこのシリーズを書き込んだのが12月13日だったので、1か月近くが経っていました。
今回は12月27日にFM山口のコージネスの中で井川が出演した部分のお話で、
その日はバッテリーに関してのお話をしたのですが、
数分の中でバッテリーの重要性と季節によるバッテリーのコンディションと
バッテリーの点検についてと内容を詰め過ぎたために、
「もっと詳しく聞きたいのですが?」というお客様が多くおられたので、
その回の放送の中身をもっと濃くして書き込まして頂きます。
まずバッテリーは車の走行にもオーディオにも重要な部分で、
バッテリーのコンディションでもバッテリーの銘柄でもオーディオの音の良し悪しに関わって来ます。
宇部店と福岡店ではボッシュのバッテリーを推奨していて、販売とメンテナンスを行っています。
サウンドピュアディオでは毎年お盆休みと正月休みの前になると
お客様のお車のバッテリーチェックを行う事が多く、充電不足の車には捕充電して、
交換時期が来ているバッテリーは長期の休みの前に換えて頂いています。
ただこの事をそのまま放送で言ってしまうと、『バッテリーチェック=善』と不特定多数の方に思われると、
世の中には悪徳な業者がいて、悪くないバッテリーをバッテリーチェックを装ってわざと痛めて、
診断機で要交換の表示を出させて売ろうとする所があるとさらっと言って、注意喚起をしておきました。
そのバッテリーチェックを装う業者の手口は、カー用品店やガソリンスタンドで、
「無料でバッテリーのチェックをします。」と言ってボンネットを開けて診断機をバッテリーに繫いで、
例えば軽自動車だと一時的に40アンペアぐらいの電流を流して熱消費させて、
その後の電圧ドロップの状態を見て良好か要交換か判断するのですが、
40アンペア流すところを倍以上の100アンペアを流して、
「これはバッテリーが悪いので交換しないといけません。」と言って交換させる業者が全国各地にかなりいます。
特に狙われるのが車に詳しくない女性で、ピュアディオのお客様でバッテリーチェックをかけて要交換が出て、
「交換するかどうか主人に聞いてみないと分かりません。」とその店を出て、
そのままサウンドピュアディオに来店されて、
「前に交換したばかりなのにこんな表示が出ました。」とバッテリーチェックのレシートを見せられました。
そこには軽自動車なのに100アンペア流してテストした表記があり、
本来のテスト電流の2・5倍の電流を流して、それでわざと要交換を出させていました。
もちろん買い替えずに帰られているのでバッテリーの電圧は下がっており、
追加充電して帰っていただいたのですが、この手の話がけっこう多くあります。
まだ交換時期でないのにバッテリーを買わされたり、
もし断ってそのまま帰ればコンディションの悪い状態のバッテリーで走らないといけないので、
ラジオ放送の中では「バッテリーチェックは信頼出来る所でして下さい。」と言っていますが、
知らない所での親切を装ったバッテリーチェックは絶対に行わない事をお勧めします。
自分が行っている日産のディーラーでは電流を多く流して熱消費させる旧型の診断機ではなく、
あまり電流を流さなくてもバッテリーの可否を診断する機械を使っていて、
「それ見せてもらっていいですか?」と言ってメーカーと品番を覚えて帰って、
現在はディーラーと同じ診断機(それなりに値段はした)を使っています。
とにかく旧式の診断機で大電流を流すバッテリーチェックにはお気を付け下さい。
後もう一つバッテリーの銘柄についてですが、サウンドピュアディオでは標準のバッテリーか、
グレードアップしてボッシュのハイテックシルバーなどを推奨しているという話も放送の中でしましたが、
カー用品店で売っている青いケースのオーディオの音が良くなるバッテリーは買ってはいけないとも話しました。
みんカラではこれに付け替えて音が良くなったという書き込みも沢山見られますが、
これは音が派手になってメリハリが付いただけで、本来の音楽の音に近づけて良い音に聴こえるとは違う物です。
自分の好みの音にカスタマイズするという趣旨では良い製品かもしれませんが、
本当に音楽が好きで演奏やボーカルの声を正しく聴こうと思われておられる方に向いていませんので、
その部分も短時間でさらっと話していたので、ここで追加させて頂きました。
以上お客様からの店頭で伺ったご質問の答えをご紹介しました。