日産リーフ スピーカーの音質アップ その2 | サウンドピュアディオ井川のブログ

日産リーフ スピーカーの音質アップ その2

今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、日産の電気自動車リーフです。

 

 

 

 

アルパインのトレードインスピーカーを外して純正ドアスピーカーに戻して、

ATX-25ツイーターを使ったベーシックパッケージにフロントドア二層の防振を加えた、

トリプルパッケージの作業を行いました。

 

 

 

 

 

その1からの続きで、ドアの鉄板の響きを確かめた後に、

どの場所にどういう材質を貼るかというマーキングをして・・

 

 

 

 

外板裏に4種類の共振点の違う材質を貼りました。

 

 

 

同じ材質を大量に貼る防振と違って、詰まったりやたら低音が目立つなどの音楽の良い所を失う事無く、

適切な響きを維持しています。

 

よく防振の事をデッドニングと言いますが、振動を殺すだけでなく、音楽性も殺してしまっているので、

当社ではデッドニングという言葉は使いません。

 

 

 

外した内張はセメントコーティングの施工を行って、一晩かけて乾燥させたらドアに組み付けて、

方ドア2層の防振作業は完了しました。

 

 

 

 

 

 

純正ナビから取り出した音信号はピュアディオブランドのPSTケーブルで

グローブボックス下まで引いて行き、比重の高いMDF板の上に4ピース構成のピュアコンを取り付けて、

後付けツイーターと純正ドアスピーカーに分配して送ります。

 

 

 

ドアスピーカーの上限周波数を決めるコイルは、

純白のボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物を使用しています。

 

 

 

サウンド設定はバス・ミッド・トレブルの3トーンと、前後のフェダーと、

車速連動ボリュームを使うかどうかで、車速連動は使った時とオフにした時の両方を聴いて音を合わせています。

 

 

 

 

もちろん車速連動ボリュームをオフにした方が音のクオリティーが高いのですが、

車速連動をオンにしてもこれだけのクオリティーは維持出来ますというところは出しています。

 

 

 

 

 

音調整の最後の方ではDEENの池森秀一さんボーカルの『プラスティック・ラブ』で音を合わせていて、

これまで30回以上お会いして生の声を聞いている池森さんの声がきちんと聴こえない状態では出庫は出来ません。

 

 

 

池森さん以外のボーカリストの方もこれまで60人以上はお会いし生の声を聞いていて、

FM放送に絡んでいるからこその他店では出せない音の表現をしています。

 

 

 

最初は大手メーカーのトレードインスピーカーでもきちんとならないものが、

音が悪いから使い物にならないと量販店で外された純正スピーカーに戻して、

それで良い音に変わるのでまるで手品の様ですが、音を加工して耳の錯覚を利用して良い音に聴こえさせるのと、

こもって聴こえる音のこもっている原因を取り除いて、作り物ではなくて本物に近い音に表現する手法は、

一般常識では考えられませんが、実は理にかなった方法で音を良くしています。

 

 

 

リーフのお客様にはとても満足して頂きました。