井川の趣味の無線ブログ 第65話
昨日は12月30日に下関豊田町の華山に登った話を書き込みましたが、今日は
翌日の31日も登った時のお話です。
前日途中で登れなかった登山道を最初から避けて、遠回りで華山の山頂を目指し
ました。
前日ずりっと滑った日陰の雪もかなり解けてきて、その日は滑りませんでした。
山頂よりも少し下のパラグライダーの台の辺りには少し雪が残っていて・・
山頂の700メートル地点まで行けば雪は全くありませんでした。
到着したら休み中限定でキャリアに付けているポールに、指向性アンテナを取り
付けます。
これはコメットアンテナの製品を下にクロスマウントで止めて、逆向きで本来
パイプに繋ぐ金具にアンテナを取り付けています。
ナティック社の3エレメントのハンディタイプの木製の手で持つ部分をパイプに
締め付けて、BNCコネクターをM型に変換して、5D-FBのケーブルを繋ぎ
ました。
後ろのキャリアの351メガの車載アンテナは、1メートルの延長ポールを
取り付けて、40センチのアンテナテクノロジー社の物から、95センチの
第一電波製のAZ-350Rに交換して、通常の車載アンテナよりは飛距離を
稼ぎます。
左の車載アンテナはアマチュア無線用の第一電波のAZ-503の34センチ
サイズで、ズームで写すとこんな感じです。
今回の実験のポイントは、指向性のあるアンテナを車の進行方向に付けていて、
ナビの縮尺を広げると向きを変えると電波を強く受ける方向が変えられて、
これまで外でアンテナを回して車内を見て、「メーターが上がった!」とか、
ハンディトランシーバーを持って寒い外で運用するとかが無くなって、車内で
温かく運用が出来る所です。
それとこの実験では指向性アンテナが車体を金属の影響を受けて本来の性能を
出せないとか、無指向性では目的の相手がいない方向に無駄なエネルギーが
使われているので、それをアンテナを高くしたのとどちらが条件が良いのかは、
自分の頭の中では50対50ぐらいのつもりで登っていました。
他には無指向性側が最初から車に備え付けのアンテナベースのために、途中で5D
サイズの使っていますが、基台の根元から車内までの1メートルを1・5Dサイズの
細いケーブルを使用しているので、ケーブルロスがあります。
それでは実験を始めて、まずは車載トランシーバーに無指向性アンテナでメーターが
2振る局が見つかりました。
ハンディー機に5D-FBをダイレクトに繋いで、車のハンドルを切って向きを
合わせるとメーターが7つ振りました。
これだけでは不十分なので、車載器の無指向性アンテナ側で7つメーターが振る
局を見つけると・・
今度はハンディー機側の指向性アンテナでは9を超えて2つの11振って
います。
何度か試してみましたが同じ様な内容で、車載器に対してハンディー機がメーターが
甘くて1多く振るとしても明らかに指向性アンテナの方が電波が強く入っていて、
相手にも強く飛んでいます。
車体の影響は少なく、このぐらい離すだけで十分に性能を発揮しているのが分かり、
無指向性アンテナの5・15デジベルに対して、3エレメントの8・15デジベルの
3デジベルプラスで、ケーブルのロスの影響の方が高さを超えて高性能という事が
分かりました。
それではここで12月31日の華山運用の結果を報告いたします。
351メガヘルツ・デジタル簡易無線
1 ミヤザキST-204 大分県佐伯市元越山580メートル移動局
2 フクオカSI-8 福岡県直方市固定局
3 フクオカMA-515 福岡市東区和白固定局
4 マイガサキFD-119 北九州市小倉南区車移動局
アマチュア無線145メガヘルツ
1 JM4JFB 下関市長府固定局
2 JG4XZK 山陽小野田市固定局
以上6局でした。
大晦日とあって電波を出している人が少なくて、運用時間は30日よりも長かった
のですが、交信相手が見つからないので下山しました。
帰りはナビの指示に従い、まだ明るいうちに移動したので、『小野小町の墓』という
案内板の下を通って帰りました。
そして2週間お休み頂いていた山陽小野田市の竜王山の351メガヘルツのデジタル
簡易無線の伝搬実験は1月7日の土曜日の20時20分から再開いたします。
2週間お休みして楽しみにされていた方にはご迷惑をおかけ致しました。
そして今年は3月21日の祝日の火曜日にサウンドピュアディオ宇部店で、山口西方面
DCRロールコールのミーティングを行います。
その日は全国のライセンスフリー無線の移動イベントの日と重なっていますが、火曜日の
祝日がなかなか無いので、この日の午後に開催させて頂きます。
詳しくはこのブログやロールコールの中でご案内しますので、皆さん振るって参加のほど
お願い致します。