趣味の工作
毎週土曜日の夜は数人の仲間と、351MHzのデジタル簡易無線の伝搬実験をおこなって
います。
デジタル簡易無線は10年ぐらい前から、総務省が免許が無くても申請して電波使用料を
払えば誰でも5ワットの出力の無線機が使えるというもので、自分が中学生の時は27
MHzの0・5ワットのトランシーバーを使っていた学生が多くいて、その後アマチュア
無線の免許を取って、10ワットの送信が可能になっていました
実際には学生が買える様なハンディー機は3ワット程度なので、勉強をして国家試験を
受けて合格しないと使えないレベルの機器が今は無資格で使える訳ですから、災害の多い
日本ではこういった電波法の改善を有効に使いたいと思って伝搬実験を始めました。
いくら総務省がこれまで資格試験が必要なレベルの無線を一般に開放しても、運用する
団体がないと緊急時のネットワークが出来ず、山口県は光市に早くからデジタル簡易無線
のネットワークが出来ていて、自分達の山口県西のグループは創立が1年ちょっと遅れて
いて、通常時でも通信に障害が出る時もあるので、もし災害時には自分達のネットワーク
が役に立つはずだと思って活動しています。
毎週土曜日の20時20分になると山陽小野田市の竜王山から伸縮ポールを伸ばしてアン
テナを立てて、ここから決まった周波数で電波を出して、参加者を募ってどこからどこま
で届くかテストしています。
これまで土曜日は天候が良くて、風が強くてポールを短くして運用した事はありますが、
まだ雨で伸縮ポールが使えなかった事はありません。
ただ実際にこの伸縮ポールが大雨や地震の余震がある時に使えるかというと、それは疑問
だ?という声がメンバーから出ていて、より実際の災害時に合った実験をしてみました。
それは3D⇨5D⇨8Dとサイズの太いケーブルに変えて来て、現在は10Dという最も
太い物の更に高性能の物を使っていて、それを1メートルにカットしてM型コネクターを
取り付けます。
普通は両橋にオスを付けるのですが・・
片方にはメスのストレートを付けて・・
その先に車載アンテナを付けると、1メートルの高さを上げられて、緊急時に簡単に
飛距離を伸ばせます。
ただいくら図太いケーブルでも少し傾けると曲がってしまい、あと少し強度が欲しい
です。
そこでホームセンターで電気コードを隠すモールを2本買って来て・・
カーブルを挟んでインシュロックでサンドします。
これで真っ直ぐ立ちます。
早速車に付けてみると、1・8メートルプラス1メートルで2・8メートルの高さが
給電点になりました。
伸縮ポールを短くして使うのとほぼ同じ高さで、運用開始までかなりの時間短縮が可能で、
緊急時に役立ちそうです。
追伸
ロールコールの結果については明日のブログで書き込みます。