トヨタ50系プリウス カーオーディオの音質アップ | サウンドピュアディオ井川のブログ

トヨタ50系プリウス カーオーディオの音質アップ

今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、トヨタの50系プリウスです。

 

 

 


ケンウッドのフローティングタイプの大画面ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、

以前ベーシックのWパッケージを取り付けて頂いていました。

 

 

 


ダッシュにピュアディオブランドのATXー25ツイーターを取り付けて、

純正のスコーカーで中音を鳴らして、ドアの16センチで低音を鳴らして、3WAY構成としていました。

 

 

 


50系プリウスはサービスホールがインナーパネルで覆われていて、

インナーパネル側にエアバックの圧力センサーが付いているので、こちら側は防振作業を行っておらず、

ドアの外板裏の鉄板に防振メタルと防振マットを貼り合わせるベーシック防振の施工がしてあります。

 

 

 


今回はWパッケージからのシステムアップで、まずはドアの内張裏にセメントコーティングを行って、

内張の微細な震えを抑えて音質アップと、外からのロードノイズを塞いで、更に断熱性を上げて、

すごく快適な室内へとグレードアップしました。

 

 


インナーパネルには圧力センサーが付いていますが、内張は無関係なために防振作業が行えます。

 

 

そして16センチの純正スピーカーを取り外して、インナーパネルを製作して、

JBLのクラブ602CTPのミッドのみを取り付けています。

 

 


ドアのミッドスピーカーの周りはウエーブ状のシール材を使うというのが

一般的なカーオーディオ専門店の手法ですが、このやり方は低音の量が出るものの、

実際の音楽の低音とはズレた低音になるために、ピュアディオではあえて普通の形状のシール材を

使用しています。

 

 


スピーカーの構成が変わったためにグローブボックス下のピュアコンの値を変更して、

新しい組み合わせに対応させます。

 

 

 


50系プリウスのグリルはあまり抜けの良い方ではないので、

ミッドの上限周波数を決めるコイルは白いボビンにピンクのラベルの、

純度の高い銅線を一から手巻きした物を使用して、ミッドの上の周波数を伸ばしています。

 

 

 


全ての組み立てが終わったらナビオーディオを鳴らして音調整を行って、

音質・音場効果の全ての項目をオフにしてイコライザー調整に入ります。

 

 


純正スピーカーのかったるい状態だと音響効果をプラスでハッキリと聴こえますが、

音をきちんと整えて行くと、その機能がわざとらしく目立つ音になるために、

本来の音楽に近く聴こえるために全ての交換をオフにします。

 


このケンウッドのモデルは13バンドの通常のイコライザーと、

プロモードというパナメトリックイコライザーの両方が入っており、通常のイコライザーはフラットに合わせて、

パナメトリックイコライザーのみで音を調整しました。

 

 

 


バンドは9バンドですが、最初にレベルを動かす周波数を前後に動かして選んで、

それから動かす幅を選んだ後に0・2デジベルステップでの調整ですから、

31バンドのグラフィックイコライザー以上の細かい調整が出来ます。

 

 


ひずみ感がかんくてクリアーで、それでいてパワフルで、

ボーカル音域はこれまで自分が合って生声を聞いた事のあるボーカリストの方の声が自然に聴こえて、

元の声をしっているからこそのセッティングに、お客様には大変喜んで頂きました。