プリウスPHV カーオーディオの音質アップ 続き
一週間ほど前にベーシックパッケージの取り付けを行ったプリウスPHVのJBLサウンド車ですが、ドアと
ダッシュのスピーカーを交換してサラに音質アップを図る事になり、再び入庫しました。
ドアはインピーダンスが4Ωではない16センチスピーカーと・・
ダッシュにはコアキシャルのスコーカーサイズの2WAYスピーカーが付いていました。
このサイズは現行のハリアーのJBL仕様と同じで・・
スコーカーはサイズ内容共に同じで・・
ドアのウーファーはサイズが同じでも音響レンズと呼ばれる穴の空いたカバーが付いていて、プリウスとは
特性も違います。
しかし同じJBL仕様だからハリアー用交換パッケージが合うであろうから、まずドアスピーカーを外して・・
インナーバッフルとレインガードを取り付けて、JBLのP660のミッドに交換しました。
ダッシュのコアキシャルユニットも取り外して・・
ハリアーJBL用のISP-70のスコーカーに交換しました。
そしてJBLの25ミリ外ドームツイーターをつないで、ハリアーJBLのアップバージョン用のピュアコンの値に
して鳴らしてみたら・・
いつも聴いている洋楽を聴いても、ハリアーのときとは同じ音になりません。
ドアの16センチウーファーがハリアーと特性が違い、インピーダンスの変換回路の値が合っておらず、独自
の値を探して取り付けました。
それでもダッシュのスコーカーと上手く交わらず、車両アンプの特性が違うと思って、ダッシュのスコーカーを
違う物に交換する事にしました。
サイズ的にはやや大きめですが、BMWで良く使うJBLのGX302をツイーターカットしてスコーカー化しまし
た。
サイズ的にはギリギリプリウスのダッシュに合いました。
しかしダッシュに上向きで通常は使う事がなく、同じスピーカーでもスコーカーの上限周波数をコントロールす
るコイルの値も違って、ピットの棚からあれこれとコイルを持って来て、聴いては交換してを繰り返しています。
お客様には2日間お預かりしたいと伝えてあって、合う値が見つかるまで交換し続けても、もし棚のストックで
無いなら合う値を新たに巻いて適合させます。
ピタッと合えば次からは同じ組み合わせの同じ値をお勧め出来て、良いパターンを見つけるまでは苦労して
も、あとは短時間で最高の音が出せる様になるので、苦労も苦労と思いません。