ダイハツ・キャストの純正オーディオ

昨日発表になったダイハツの新型車のキャストのカタログを今日ディーラーでもらってきました。

元々テリオス・キッドのカテゴリーだった部分のアクティバと・・

ミラ・ジーノのカテゴリーだった部分のスタイルの２種類のカタログがあって、もう一つスポーツがある

と言われていたのに無かったので遅れて発売なのでしょうか？

一つのボディーで今までは２つだったカテゴリーをカバーするのはなかなかのアイデアだと思いま

すが、巷ではハスラーのパクリとかＮ‐ＯＮＥのパクリと言われていますが、それだけ沢山の売れる

要素を取り入れているという事でしょう。

自分の仕事に関わる部分ではオプションのナビオーディオで、ダイヤトーンのサウンドナビをオプ

ションカタログでは前面に打ち出しています。

調整機能が充実していると一般的に言われているサウンドナビにダイハツ専用の詳細設定が入って

いて、ノーマルのキャストとダイヤトーンフロント２ＷＡＹプラスとフロントにプラスしてリアにもダイヤ

トーンとダイヤトーン６スピーカーに専用デッドニングのキャストだけで４パターンの設定が入って

います。

デッドニングでは一般的なショップで行なわれている施工は全て含まれていて、「メーカーもよくリサー

チしているな。」と関心しています。

以前別なメーカーのプレミアムサウンド付きの車をディーラーで試乗した事があって、その時に同乗

したセールスマンがオーディオの音を聴き込んでいる自分に、「これから先カーオーディオの専門店

は無くなりますから。」と言われた事があります。

自分が「なぜ無くなるのですか？」と質問したら、「専門店でやっている事はオーディオメーカーが

把握していて、そのノウハウを段々純正に持ち込んで行ったら専門店に行く必要が無くなるからで

す。」とセールスマンは答えました。

そこで更に自分が、「その話はどこから聞いたのですか？」と質問したら、「この車のプレミアムサウ

ンドの説明会でオーディオメーカーが来た時に言っていました。」という答えが返って来ました。

試乗が終わってアンケートに答えて欲しいというので住所や名前の他に勤め先を書いた時にセール

ス満は青ざめました。

「すみません。カーオーディオの仕事をされていたんですね。」と謝られましたが、「いや、普通の

やり方をしていたらカーオーディオの専門店は無くなると自分も思っているから大丈夫ですよ。」と

答え、「逆にメーカーの本音が聞けたから良かったです。」と言ってその店を去りました。

まあ９０年代の終わりには自動車メーカーとオーディオメーカーのつながりがそういう方向に行って

いると感じて、２０００年には『将来的にナビオーディオやデッキが1台も売れなくても困らない経営

をする』という事を前提にベーシックパッケージの準備に入ったので、逆にメーカーのパッケージ

オプションがどんどん売れて不満を持つ人が増えると「ベーシックパッケージの時代が来た！」

とワクワクしています。

そういえば先日ある販売店から「アルパインがユーザーに直接販売を始めたけど井川さんはどう

思いますか？」という電話がかかってきました。

自分は「別にナビが売れなくてもうちは関係無いから。メーカーはディーラーでも直販でも売れれば

良くて、小さな販売店などどうでもいいから。」と答えました。

たまたま今ベーシックパッケージが売れているのではなく、１５年前に自動車メーカーとオーディオ

メーカーの動きを知って先に計画を立てているので今は焦る事はなく、その販売店の人からは

「なぜ井川さんだけそんな情報を知っているのですか？」と聞かれましたが、「株価の動きを見て

いて、その中で投資家向けの情報も見ていたらそういう方向に動くという事が分かったので。」と

答えたら、「へー、そんな情報があるんですね。自分は知りませんでした。」と残念そうに言われて

いました。

実はメーカーの販売店向けの新製品発表会の話と投資家向けの情報が真反対という事は今までに

何度もあって、「日ごろから株価の動きや投資家向け情報を見ていて良かった。」と今は思っています。