マツダ・デミオの静粛性をアップ
現在はゴールデンウイーク中で宇部店と福岡店の移動も渋滞にはまって時間がかかります。
昼間や夕方は道が混むので夜になってハスラーに乗って移動しました。
デモカー兼代車はたまに宇部店と福岡店で入れ替えていて、そいの移動の途中で防振個所を少し
ずつ増やしながら効果を確かめています。
そんな走行テストを重ねて開発した防振メニューの取り付けを昨日宇部店で行いました。
マツダの先代のデミオで、既にフルシステムが取り付けてあって、フロントドアはフル防振の施工が
してあったのですが、リアドアはそのままでした。
ドアの響きを確かめてマーキングした後に防振メタルと防振マットを貼って静粛性を高めます。
続いてリアのハッチの内張りを外して響きを確かめてマーキングをして防振メタルを貼って行きます。
ここは形状が入り組んでいるので狭い手の入り難い所にメタルを貼って鉄板の響きを抑えます。
この多重構造の共振点の違いを利用したメタルは主にマットでは取れない高い周波数の騒音をカット
続いてBピラーの根元の響きを確かめてこの空洞の中で回る音を防振メタルで抑えます。
いつもなら四角いメタルを使いますが、価格が高い大きサイズの三角のいメタルがサイズ的に付くの
で、四角1枚に三角の大型2枚の片側に3枚貼る事になりました。
位置を決めたらシルバーに塗装してから貼り付けます。
最後はダッシュのメタルですが、こちらは植毛塗装してある物をダッシュの響きの多い部分を探して
貼ります。
ここは何も貼りたくないと言われる方と、見た目は気にしないから静かになって音が良くなった方が
いいと言われる方に分かれます。
そもそもこのダッシュの防振メタルを考案したきっかけは自分が車を買い替える時に今のW212を
試乗した時に、「あれっ?」と思って信号待ちの時にダッシュボードを軽くたたいてみて、モデルチェン
ジでプラスチックの質感が下がっている事に気付いたからで、W211に比べたら明らかに質が落ちて
いて、セールスマンに「これでお客さんから不満が出ませんか?」と聞いたところ、工場装着のオプ
ションでダッシュに革張りがあるから問題ないと言われました。
その革張りはあちこちがセットになってとんでもない価格になっていて、自分はノーマルを買って
後からメタルを開発して自分の車に貼りました。
そういう意味ではこのメタル防振は自分が週に何回も福岡⇒山口を往復していて不快に感じる所の
対策用で、まず自分がユーザーとして納得出来ない物は販売しないというところから市販の防振材
には魅力を感じないのでしょう。
そんな話を毎日ブログでせっせと書いているから共感を頂いているのか、ゴールデンウイークは遠く
から施工にお越し頂いています。
親元が山口にあって里帰りの時にというのではなく、ピュアディオでの施工のために旅行を兼ねて
わざわざお越し頂いています。
どちらのお客様もブログで内容を読んで近くの店ではやっていない施工をしているという事でサウンド
ピュアディオを選んで頂きました。