新柄デミオとCX-3のオーディオの違いについて | サウンドピュアディオ井川のブログ

新柄デミオとCX-3のオーディオの違いについて

先月デモカーとして購入したマツダの新型デミオですが、最近発売された新車種CX-3と共通部分が

多いという事でデミオとCX-3の2車種に対応するデモカーのつもりでいました。


ところが昨日マツダディーラーでCX-3の試乗車を借りてオーディオの音などを調べてみたら・・



見た目は同じなのにあちこちに差がありました。



まず地図の表示が海外メーカーから国内メーカーに変わって見やすくなり・・


バックカメラの画像も綺麗になっています。



ここまでは画像の問題なので当社には関係なく、オーディオの音についてはフェダーを動かすと音が

痩せてよじれた感じになるのが無くなり・・

アイドリングストップしてから次にセルが回った時に音が揺れるというか派手になるという感じも無くなっ

ています。




勘違いがあってはいけないので自分がPA無しの生演奏で何度も聴いた事のあるアーティストさんの

同じCDを使って試聴しました。


このアイドリングストップの後の始動で音が揺れる・派手になるというのはアンプユニットの中にヘッド

キャパシタの様な動作の物が付いていて、電圧が下がったと同時にそこから電気を送り出すために

起る現象だと自分は思います。


しかしCX-3ではその様な違和感を感じないので、システムそのものにコストがかかっている物に

替わっているのでは?と感じました。



結局CX-3の音は先日宇部店に入庫したマツダコネクト付きのCX-5とほぼ同等で、デミオのみ

他のマツダコネクトに比べてオーディオ部分がコストダウンされていると思います。



という事はデミオ1台でCX-3のお客様も対象としたデモンストレーションは出来なくて、あくまで

新型デミオのお客様のみを対象としたデモカーという位置づけになりました。




そうは言ってもせっかく諸費用・オプション含めて190万も出してベースの音が悪いからこれが限界

というのも悔しいので問題のアンプ部分を分解して手を入れました。

パーツを交換しようと思ったら16V耐圧のパーツが少しで、後は10Vや6・3Vのパーツがあって、

最初からアイドリングストップで電圧が下がる事を考えて低い電圧で動作させる様にしてあるので

した。




手持ちの高性能パーツは16Vよりも余裕のある25Vや50Vの物で、サイズ的にはここにははめ込

めないので諦めて、灰色に濁った安いハンダを吸い取って銀色の高いハンダを差込を50ヶ所以上

行って導電率を上げました。


すると高音に対して低音の方が多くアップして、バスを1クリック下げないと低音が勝様になりました。



パーツの交換は耐圧が低い小型の物を探してきて後日入れ替えるとして、比較としてノーマルの

アンプユニットをマツダディーラーで購入しないといけません。



ちなみに価格は工賃込みで4万円ちょっとと言われていて、物だけを売ってもらえないか問い合わせ

て最中です。




それとデミオにアイドリングストップキャンセラーを付ければ毎回解除のスイッチを押さなくてもオーデ

ィオの音が安定します。



あの安物のキャパシタが介入する嫌な感じが無くなりますが、エンジンを始動して直ぐもキャパシタが

介入する事もあるので、その時はちょっと待てば安定するので気にしない様にしています。



他にもあれこれ工夫をしていて、新型デミオが他のマツダコネクト付きの車と音に差が出ない方法を

考えていますが、現状ではCX-3やCX-5を購入予定の方の参考になるレベルには至っていませ

ん。




せっかく購入したデモカーなので、あまりコストをかけずに音が良くなる場所を一ヶ所でも多く見つけ

出したいと思っています。