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私が会社員をしていたころの反省を込めたお話です。
同僚に、私と正反対の仕事スタイルを持った女性がいました。
彼女はとにかく前例を大事にするタイプで、新しいものを提案したり、作り出したりすることに強い抵抗を示していました。
「今までやってきたものがあるなら、それを大事に守っていくべき。新しいものを加えるのは今までの先輩に対して失礼」というのが口癖でした。
一方、私はそのときのメンバーや背景に合わせて、新しいやり方を作り出すのが好きなタイプでした。
「今までのやり方を否定するつもりはないけど、固執してはいけない。そのときに一番ふさわしいやり方を常に創っていくべき」が口癖でした。
あえてカッコいい言い方をすれば、彼女はあるものを拡大するタイプ、私は何かを新しく創り出すタイプでしょうか(そんなカッコいいもんじゃなかったけどね^^;)
こういう2人なので、ミーティングではよく衝突していました(^_^;)
事務処理の流れを見直そうとか、社内ルールが変わったのでマニュアルを作り直そう、なんていうとき、彼女は必ず「今まではどうやっていたんですか?」から入ります。
従来のものをベースに、改訂された点だけ手直ししたいと言います。
私は「この際だし、今までのものはなかったことにしてゼロから創ってみましょうよ」と譲らない。
で、ミーティングも進まない
最後は他の同僚のとりなしがあったりして、どちらかが折れる形で決着していました。
彼女とは決して仲が悪かったわけではなく、ランチなどは一緒に行っていたし、会社の帰りに飲んだこともありました。
それに、事務処理能力はとても高くて優秀なスタッフでした。
ただ、この点だけは、見事に真逆だったんですね。
さて、どうすれば良かったか?
簡単です。両方取り入れれば良かったんです。
1を100に拡げる人と、0から1を生み出す人。
どちらが良い悪いではなく、各々が果たすべき役割があるんですよね。
場面に応じて、どちらの出番かを判断して、得意分野を活かせばよかったんです。
当時の私たちは、お互いの長所を欠点と見てしまい、潰し合いをしていたような気がします(*v.v)。
そして自分のやり方が正しいと思い込んでいた。
だから、意地になって前例にしがみついたり、むきになって今までのやり方を全否定したりしていました。
後悔しきり。反省しきりです
また、こんなふうに「どうするべきか」の行動レベルで対立している場合、意識を少し高みに上げてみることも役に立ちます。
つまり「良いものを作り、事務処理をスムーズに行えるようにしたい」という思いは同じはずなんです。
そこに焦点を当てる。「そこは同じだね」という思いを分かち合う。
そのあと、もう1度「じゃあどうしようか」という行動の話に戻ると、譲り合える部分が見つかったりするんですね
あの頃は到底知りえなかった「ワザ」ですが(^^ゞ
さて、ビジネスに限らず、自分や周囲の人は、
■既にあるものを拡げていくタイプ
■ゼロから何かを生み出すタイプ
どちらでしょう?
気づいておくと、役割が見えてくるのかもしれませんね
(あなたの心のつぼみが開くヒントになりますように)
(↓お願いです)
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