いつもご覧くださり、ありがとうございますニコ

 

 

埼玉県熊谷市で

11歳(男子)・7歳(男子)・4歳(女子)の

3児の子育て中です。

 

そして、

 

毎日のくらしを魔法のように変える

ママの生活サポーター

根岸裕子(ねぎし ゆうこ)です。

 



“今日の素敵な言葉”は、




言葉というか

物語の内容なのですが、





これは、もう

ぜひ読んでいただきたい物語です‼️






私にとって、

この物語は宝物のような



すごく大切なお話です。






自分が生きているこの世界は、

全て自分が作り出しているもの



である。





ということが、



子どもにも、とてもわかりやすく

伝えられる内容なんじゃないかな?



と思います。



下矢印下矢印下矢印






旅人




 

ある町の入口に

一人の旅人が立っていました。




 

長旅の疲れか、

頬は削げ落ち全身は埃にまみれていた。

 




 

強い日差しがそそぐ、

その町の入口は、




太い二本の丸太が

門をあらわすように地面に突き刺してあり、

 




町の名前を書いたプレートが

無造作に釘で打ち付けられていた。





 

旅人は

足元に重たいバックパックを置いた。

 



 

その中からすり切れた地図を出し、



 

自分が来た道を汚れた指でなぞってみる。

 

 





「どこから来たのかね?」





 

突然、しわがれた老人の声が

旅人の耳に届いた。





 

 

驚いた旅人は声のする方へ目を向けると、




 

杖を抱きかかえるようにして

一人の老人が座っていた。

 




 

旅人は訝しげにその老人を見つめると、

全身から警戒の色を溢れさせ




 

足元のバックパックを

そっと引き寄せた。

 

 



 

「じいさんはこの町の人か?」

 




 

旅人は老人との距離を取りながら

問いかけた。




 

 

「生まれた時からワシは

この町に住んでいるよ」




 

「ふーん。ここはどんな町だい?

いい町かな・・・」

 




 

「どうだろうな・・・」

 




 

「実は昨日までいた町は最低だったんだよ。


 人は冷たいし、

よそ者を受け入れようとしない、



陰気で嫌な町だった」

 






 

「ほう・・・そうかい」

 






 

老人は旅人のことばを聞くと、

杖を握り直し、




 

そしてある方向を示した。

 





 

それは待ちの入口ではなく、

 反対の方向を指していた。

 

 




 

「この町も同じさ。

良いことなんかきっと無い。




 

貧しくて物騒で

優しさのかけらもない町じゃ。

 





立ち止まるのはやめて

次を目指した方がよいぞ」

 




 

 

その言葉に

旅人はがっくりと肩を落とした。

 





ここも一緒か・・・と、




 

心の中でつぶやいていた。

 

 

 




 

そして


重たいバックパックを背負い直すと、

その老人に挨拶もせず再び歩き始めた。

 




 

二度と旅人は

老人と町を振り返らなかった。

 




 

しばらくして、

そこに別の旅人がやってきた。

 




 

その旅人は、




門の影に座っている老人をみつけると、

楽しげに自分から話しかけていた。





 

「こんにちは。

お爺ちゃんはこの町の人ですか?」





 

笑顔で挨拶をする、

その旅人の姿を老人はじっと見つめた。

 




 

長旅の疲れからか、

衣類は汚れ、

顔は垢で黒ずんでいる。



 

 

しかし、




その汚れた顔の奥から

生き生きと溢れ出す笑顔に、




 

老人はおもわず微笑み返していた。





 

「生まれた時から

ワシはこの町に住んでいるよ」





 

「本当!それは素晴らしい。

もし良かったら

一晩僕を泊めてくれる処を知りませんか?」

 




 

「ふーむ、

ところで、あんたはどこから来たのかね?」

 

 




到着したばかりの旅人は、



先ほどここを去っていった別の旅人と

同じ町の名前を口にした。

 

 




そして楽しげにその町のことを

老人に話し始めた。

 




 

「素晴らしいところでしたよ。


 

優しさに溢れ、

旅人の僕を町のみんなが歓迎してくれました。

 


宿も食事も用意してくれました。

 

 

それに見てください。


 

出発する朝、

こんなにたくさんの食べ物を

分けてくれたのです。」

 

 



 

旅人は食べ物でパンパンに膨れた

バックパックを老人に示した。

 

 


 

老人はニコニコしていた。

 




 

「ここも、そこと同じくらいに

素晴らしい町じゃよ。

 

 

どれ、

ワシが一緒に案内してやろうじゃないか」

 

 

 

そういうと、



老人は杖を頼りに立ち上がり、

 



 

その旅人と一緒に肩を並べ



町の中へと入っていった。

 





(終わり)





この内容は、



『営業の魔法』


という本の中に出てくる物語です。










この本もとっても素晴らしい内容で、



特に私は

この本の背表紙が大好きです✨✨




営業の魔法の背表紙がコチラ↓




人として、


お客様と接する者としての


“心の在り方”


を伝えてくれる、とても良い本です。







人と接する仕事をされている方には



これは、

バイブルのような本ではないかな?



と思っていますラブ






さて、



この『旅人』の物語を




ひと言で言い表すと、




↓こちらの“自分が源泉”

言えるんじゃないかな?と思いますほっこり



『今日の素敵な言葉 #21(自分が源泉)』いつもご覧くださり、ありがとうございます  埼玉県熊谷市で11歳(男子)・7歳(男子)・4歳(女子)の3児の子育て中ママ。 そして、女性の心と体に寄り添う健康…リンクameblo.jp





この『旅人』の物語と


“自分が源泉”という言葉。





私の中で常に意識したいと思っている、

心の中の大切な宝物です照れ









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