Aから全くLINEがこなくなった。
「来年のクリスマスは一緒に過ごせたらいいね」
その一言LINEが着ただけでAからの進展メッセージは途絶えた。
僕の勝手な推測だけど
たぶんAは壁にぶつかっているのかもしれない。
それともこの三日間はクリスマスウィークだ。
離婚を決めたからといってAはまだ夫婦関係を継続中である。
弁護士をたて色々と先々の事を決めている段階であるから
まだ事実上の夫婦の関係であることは
結婚経験のない僕でもわかる。
たぶん子供と最後のクリスマスを楽しんでいるかもしれない。
子供は両親が離れ離れになるなんて
まだ幼いし実感なんて出来ないだろう。
僕もシングルマザーという環境で育った。
もちろん家族像なんて無いし
片親がいないことに当時は理解なんて出来なかったし
親なんて一人いれば十分であると勝手に思っていた。
もちろん想い出に残る家族とのクリスマスなんて皆無。
Aからが連絡がこない。
それは良いことなのか
それとも良からぬことなのか。
Aは物事を勢いで片付けてきた。
負の過去を拭い去るように
そして断舎離するように
未来を受け止めるために
不執拗な過去を排除してきた。
さあ、Aは物事を推し進めているのか。
それとも最後の家族全員でのクリスマスを楽しんでいるのか。
旦那に愛想を尽かしたAだけは心の底から楽しんではいないけど
ただAがもし離婚が成立し
僕のことを必要であるならば
僕は彼女のことをそれなりにサポートするし
もしかするとその先の未来も長いお付き合いになるかもしれない。
僕の方はAに感化されて重い腰を上げた。
先日、就活を始め面接を受けた。
昨日内定を頂き1月9日から新しい職場で身を粉にする事になった。
僕にとってのクリスマスプレゼントかな。
それとも悪魔との契約書かな。
僕がはじめようとする仕事
それはファッションとは真逆で過酷な人手不足労働。
もちろん肉体的にも精神的にもハードで
常に新しい資格取得を求められるから
常日頃勉強に励まなくてはならない。
物理、物理、物理
そんな感じですかね。
僕は高校生の物理の参考書を本棚から取り出して
少しばかり物理の勉強をはじめた。
さあ、重い腰が起きた。
僕は何か長い悪夢から目が覚めたように別人になっている。
夜は5キロだけどジョギングしている。
そんな生活が1週間続いているから
3日坊主は汚名返上。
さあ、僕は物事をググッと推し進めた。
来年はどんな未来がまっているのかわからないけど
僕はAに追いつくことができたのか。
それとももう追いついているのか。
アキレスと亀。
アキレスはのろまの亀においつくことはできない。
お互いの出発点がだいぶかけ離れていたら追いつくことは永久にできない。
僕が亀?それともAが亀?
僕がアキレス?それともAがアキレス?
パラドックスにあてはめるのはとてもむずかしいことだけど
もうどちらが先に進んでいるかの勝負ではない。
僕がやらなくてはいけないことは
今の怠惰生活を一年前に戻すことだ。
そしてこの前でも言ったように
生きてきた中で一番良い1年にすることだ。
以上