お姉さんが、
スカートを捲(まく)って、
白いパンティを見せています。
パンティの真ん中を、
人差し指で、押さえて、
ここに、
物質ではないものがあるって
言うんです。
「穴があるって、ことですか?」
お姉さんが、白い頬を、
やさしくゆるめて、
笑います。
「もちろん、穴は、あるわよ。
でも、そういうことじゃないの」
「でも、物質じゃないんですよね?」
「う~ん、ここに、穴があるでしょ?
そこに、真珠みたいのは、あるのよ」
「真珠ですか?」
「ほら、ここ、
貝みたいになっているでしょ?
だから、真珠?」
キレイな声で言いながら、
僕に、わかる?って、
首をかしげます。
僕も、首をかしげます。
「そこ、
貝みたいになっているんですか?」
「なってない?」
「見たことないから」
「え?」
眉を上げて、びっくりしています。
そのあと、叱るようです。
「あるでしょ?」
僕は、
男としては、情けないです。
情けなくて、顔を赤らめます。
お姉さんが、
かすかにうなずいて、
それから、
僕を、手招きます。
「そこだと、
テーブルで、よく見えないでしょ?
こっち、来て?」
僕は、飼われた猫にでも、
なったようです。
這って、
お姉さんのそばに寄ります。
お姉さんが、
立て膝になって、
スカートの後ろのファスナーを
下ろすと、
スカートを脱ぎます。
長い髪が垂れて、
うつむいた顔が美しいです。
白いパンティも、
脱いでくれます。
脚を開きます。
「どう?
貝に見えない?
毛があるから、
見えないかしら?」
「・・・・貝も、
あんまり見ないから」
お姉さんが、
後ろ手をついて、
キレイな咽(のど)を見せて、
笑います。
「そうか。
貝も、見ないのね?」
「真珠貝ってことですか?」
指で、開いて、見せます。
「ここに、ほら、
真珠みたいのがあるでしょ?」
僕は、顔を寄せて、
覗き込みます。
「・・・・どれだろ?」
「今、皮をむいて見せるから」
淡く白い粒のようなものがあります。
「あぁ・・・だから、真珠?」
「これを、ね、指で、
こう・・・触ると、ね。
これは、ここには、ないの」
人差し指の腹で、
触ってみせているんですけど、
ここには、ないって言うんです。
ー つづく ー
この2人は、真面目に、
話しているんですよ![]()
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