バイクを運転中の僕のズボンの中に、

キノコの妖精たちが入ってしまったんです爆笑

 

山に帰そう

 

 

 

 

 

 

 

彼女たちが騒いでいます。

 

 

どうしよ?

 

キノコが萎(しお)れちゃっているの。

 

わたしたちが

蜜を吸っちゃったせいかしら?

 

 

僕は、おかしさを堪(こら)えます。

 

 

そうだよ。

 

吸ったりするからだよ

 

 

でも、花は、密を吸っても、

 

萎(しお)れないのよ?

 

 

それは、花でもないよ

 

 

キノコが萎れるなんて・・・

 

 

そのうち、元気になるから。

 

そっとしておいてあげて?

 

 

バイクの運転中に、

吸われたり、舐められたりすると、

危険だからです。

 

 

ところが、

彼女たちは、一生懸命に、

さすったり、撫でたりし始めたんです。

 

 

彼女たちにしてみれば、

世話しているつもりかもしれません。

 

 

でも、バイクの運転に集中したい

僕からしたら、迷惑です。

 

 

だから、触るなってば!

 

 

早く元気になってもらいたいの

 

 

今、バイクの運転中だから

 

 

でも、彼女たちには、

キノコと、バイクの運転には、

何の関係もありません。

 

 

あっ! 

 

撫でてたら、元気になってきたわ

 

 

撫でるなってば!

 

 

スゴい! スゴい!

 

大きくなってる

 

 

やめろってば!

 

 

キノコの皮を、ズルズルすると、

 

どんどん大きくなるの

 

 

危ないんだってば!

 

 

でも、彼女たちは、

もう、夢中です。

 

 

2人して、

皮をズルズルしてます。

 

 

さっきイッタばかりなので、

2度目は強烈です。

 

 

意識が遠のいて、

転倒するかもしれません。

 

 

僕は、ほかのことを、

考えようとしました。

 

 

すると、大事なことに気づきました。

 

 

今、僕の目の前を走っているトラックは、

この2人の女たち(妖精)が、

落ちそうになっていたトラックです。

 

 

つまり、彼女たちが住んでいた山からは、

遠ざかっているわけです。

 

 

彼女たちを、

山に帰そうって

思いました。

 

 

こんなにずっと、

撫でられたり、舐められたりしたら、

大変です。

 

 

どこかでUターンします。

 

 

でも、Uターンって難しいです。

 

 

狭い道なら、なおさらです。

 

 

意識を全身に集中させます。



でも、それが、かえって、

感じてしまいました。

 

 

思わず、

イッテしまったんです。

 

 

 

ー つづく ー




彼女たちにも、僕にも、

悪気はありませんから爆笑お願い