長くて、太いボルトを、
彼女の耳の穴に、
入れているんですけど、
パンティーまで、レジに取られて、
彼女は全裸です。
紙幣を巻き込むタイプのレジです。
でも、どうしてパンティーまで、
レジに巻き込まれたのか、不思議です。
「自分で脱いだんですか？」
「脱がされたのよ」
「レジに？」
「いつも、
いやらしい目で見てたのよね」
「レジが、ですか？」
僕は、彼女の耳の穴に、
長くて、太いボルトを
入れているんですけど、
ちゃんと聞こえているようです。
「レジなんて、
みんな、そんなものでしょ？」
なぜか、男なんて、
みんな、そんなものでしょ？
って聞こえます。
「このレジ、
何でも、自分のものにしたがるのよ」
「手紙、返してもらわないと、
困ります」
「私だって、服を返してもらわないと、
困るわよ」
美しい裸体で、
目のやり場にも、困ります。
「分解しましょ？」
「レジを？」
「そうするしかないでしょ？」
「鍵は、ないんですか？」
普通、レジの中のものを取るなら、
鍵で開けます。
「だから、分解が鍵なのよ」
そう言うと、
彼女は、もう一方の耳の穴に、
指を入れます。
でも、やっぱり、
ヘンな声を上げるんです。
自分で、
入れているのに、です。
喘（あえ）ぐので、
僕の方が、ドギマギしてしまって、
人目を気にします。
「何してるんですか？」
結構、深くまで、
指を入れてます。
そんなに深くまで、
指を入れたら、
脳みそにまで、
入っちゃうんじゃないか？
って心配になります。
ところが、耳の穴から、
スパナやドライバー、
ペンチなどが、
金属音を立てながら、
床の上に落ちてくるんです。
ー つづく ー
頭を使って分解するって
ことでしょうね
