明日から早いもので11月。
今年も残り2ヶ月となり、平成終了までちょうど半年となりました。
そんな中、占星術の世界においては
「いよいよ11月がやってくる」
とザワザワしています。
その理由は、何と言っても「11月8日」に控えた「木星の射手座入り(射手座木星期の始まり)」。
メシア(救世主)の星としてユダヤで伝えられる木星は、キリスト教ではイエス・キリストそのものを象徴しており、太古の昔から占星術の世界では、幸運・拡大・発展の太陽系最大のラッキースターとして知られています。
木星が現在、どの位置にあるかによって、地球文明の方向性、社会で起こる出来事、個人の人生の行方までも大きく左右するほど、木星が地球と人類へもたらす影響は計り知れないものがあります。
その木星は、約1年(13ヶ月)ほどかけて12星座をぐるっと駆け巡っています。
2016年9月9日から2017年10月10日まで天秤座にた木星は、2018年11月8日まで蠍座にいて、間も無く射手座へと移行します。
天秤座木星期では「広く、浅く」様々な人や存在、出来事と出逢って見聞を広げ、蠍座木星期では「狭く、深く」天秤座で出逢ったものの中から、自分が本気で付き合っていくもの、人、本気で取り組んでいくものを選別して絞り、次の射手座木星期では、いよいよそれらが「発展・拡大」して大きく輝き出すタイミングです。
何と言っても、射手座の守護星が木星であり、射手座は木星にとってホームグランド。
12年でもっとも木星がエネルギーを発揮する期間であり、仕事や恋愛、ライフワークなどのあらゆる分野において、この流れに乗ればどんどん前へ進み、大きく発展していきます。
ただ、木星大フィーバーの時期だからと言っても、何も目的を持たずにボーッとしていても良い方向へ行くかといえばそう簡単にはいきません。
「0から1」を生み出すのではなく「1を10、100」へと発展・拡大させるのが得意な射手座木星期。
1となる種がなければ、0はゼロのまま。
明確な目標や夢を持ち、それに向かって謙虚に日々努力して行動していれば、必ず結果に結びつくと思います。
努力というよりも“必ずできる、達成する”という確信力が必要かもしれませんが、ちょうど木星が射手座入りする11月8日は、蠍座新月とも重なるタイミング。
11月8日は、12年に1度のラッキー期間をどう過ごすか、どうありたいか、何を実現したいかなどを紙に書いて宇宙に届けるにはピッタリです。
でも、発展や拡大するのは、すべてプラスのこととは限らず、向かう方向性によっては、火に油状態でマイナスのことがより炎上することもあるかもしれません。
まずは、この蠍座木星期の最終コーナーとなった今、自分自身の内側をしっかり見つめ、本当の自分と向き合い、心や魂の声に沿って、11月8日以降の自分の方向性を決めていくと良いと思います。