心身と意識の変容にもなる薪割り作業 | 天下泰平

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〜 滝沢泰平 公式ブログ 〜

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やつはドームハウス薪割り体験会を開催。

寒冷地の山生活の中で欠かせない存在である薪ストーブ。

石油ストーブや電気ヒーターと違って遠赤外線でじんわりと芯から温まり、日常的に火をつける作業そのものが“生きていること”を実感できる冬の楽しみの1つですが、薪の準備は決して楽なものではありません。

玉切りにした丸太をオノで「スパンッ」と割る薪割り作業。

慣れない作業だと数回やるだけで真冬でも汗だくになるほどハードな運動になりますが、個人的にはこの薪割りは最強の心身トレーニングになると思っています。

自然出産で有名な吉村医院では、妊婦さんが薪割りをして出産への身体づくりをすると聞きますが、薪割り作業は本当にインナーマッスル、体幹のコアの部分に力が入って鍛えられます。

むしろ丹田に力がしっかり入っていないと上手に薪割りもできないので、薪割りが上手に「スパンッ」といく頃には丹田のエネルギーを使いこなせるようになっています。

下手にジムに通うよりも日常的に薪割りをしていると身体もかなりシェイプアップしていきます。
そして、何よりも薪割りは精神の修行や意識の変化にも大きく役立ちます。

薪割り作業を続けてやっていると、自然と瞑想状態となっていき、集中力が高まってくると、まさに「今ココ」の感覚しかなくなります。

昨日の失敗、明日の不安を抱えたままでは薪割りはうまくできず、この今の瞬間に意識が集中すると見事に「スパンッ」といきます。

さらにイメージ力の強化にも繋がります。

薪がきれいに割れた状態をはっきりイメージできるようになると、大きな薪でも理想通りに「スパンッ」と割れたり、イメージを現実化するトレーニングにも薪割りはぴったりです。

・身体のコアを鍛える
・丹田に気を入れる
・ダイエット効果
・「今ココ」の瞑想効果
・右脳のイメージトレーニング

これらの心身・意識にまでおよぶ鍛錬の副産物としてストーブの燃料となるので、薪割りは見方を変えると一石何鳥にもなるいいこと三昧であります。

年明け以降も薪割り体験会、さらには薪の材料となる木の伐採作業の体験会なども開催したいと思うで是非とも八ヶ岳に遊びにいらしてくださいませ。