はじめての自然栽培『自給農園講座』in八ヶ岳(ピースファーム主催) | 天下泰平

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〜 滝沢泰平 公式ブログ 〜

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今からちょうど4年前の2012年2月、山梨県の富士山麓にある河口湖へと移住しました。念願の“農”を生活に取り入れた田舎暮らしの始まりです。

震災から1年経たずして、クワもカマもまともに握ったことのなかった首都圏育ちで都会暮らしの人間が、突如として専業農家である師匠と一緒に毎日田畑に出て自然の中で生命(いのち)と触れ合う日々

今思えば、最高に贅沢で学びのあった時間だったかもしれませんが、きっかけは震災のあった2011年の秋、この河口湖で自然農をされていた富士河口湖農園さんで開催されていた「稲刈り体験」に参加したことがすべてのご縁のスタートでした。

稲刈り体験の当日、まだ誰もいない少し早めの時間に会場へと到着し、初めての農作業に緊張していると、時の農園代表だった方が何気なく話しかけてくださり、その時に

「今日はなんで参加したの?農業に興味あるの?」

と聞かれたのが最初の会話でありました。

ちょうどその頃も今のように金融社会が不安定であったので

「もう偽りのお金の時代も終わりますね・・・これから先、食べるものも手に入れられなくなる時代がいつやってきてもおかしくはないので、少しずつ自給自足が出来ないかと思って」

そんなこともボヤいていたら

「そうなんだよ。それをわかっていても実践する人は少なくてね」

と言い、最後に

「農業やりたい?ちょうど今1反(300坪)新たに農地が出てきて誰かやりたい人がいたら使ってもらおうと思って・・・」

と思わぬお誘いがあって、思わず

「はい、やります」

と初めての農業体験さえもやる前、それこそ本当に人生で一度もクワもカマも握ったことのなかった時に1反の農地をやることを決めてしまったのです。

あの時になぜ「Yes」と出たのか今もよくわかりませんが、とにかくやるからには移住せざるをえなくなり、家探しに困っていたら天から降ってきたかのように古民家が空いてトントン拍子に入居することになり、稲刈り体験から数ヶ月もせず、気づけば本当に1反の農地を試行錯誤実践しながらも、農家のもとで毎日農作業の手伝いをする農的な暮らしの日々が始まったのです。

田んぼ塾に大豆クラブ、農業を学ぼうと熱心に都会から押し寄せてくる生徒の皆さんと一緒に自分自身もゼロから農業を勉強をさせて頂き、それまではスーパーで並んでいる野菜しか見たことがありませんでしたが、種から土から、生命(いのち)が芽生えて姿を変えていく過程を一通り見ることができました。

まさに、野菜なら野菜の人生、その生命の生涯を目の前で目の当たりにすることになり、それまでは野菜は単なる食べ物の1つとしてしか見ていなかった目から、1つの生命の結晶として心から尊く有難い存在と見るようになり、生命の循環の中で自分自身も生かされていることを魂の底から感じることができました。

あれから早4年。

その間に魂の故郷であるイスラエルにも2度行くことになり、そこで目の当たりにした農業コミュニティ“キブツ”には、これまでにない感銘を受けることになり、日本に帰ってからは「日本版キブツ」の構想や妄想が頭から離れず、どこかに拠点を作って未来型の循環社会モデルを作ることに専念したいと思っていました。

参考記事《日本版キブツを全国に》

そして、辿り着いた八ヶ岳と拠点となるドームハウスの完成。

2016年から新たなステージがいよいよ幕開けとなり、この八ヶ岳の地で日本版キブツを実現していきます。

その母体は農業事業をメインとする法人組織であり、まもなく「八ヶ岳ピースファーム」という名の農業生産法人による活動をスタートさせます。

なぜ、農業生産法人なのか?

その理由は、また正式に立ち上がった時においおいお伝えしていきますが、この八ヶ岳で食を中心とした自給自足できる循環社会を作り、やがては衣食住、医療やエネルギーの分野も自給を目指し、誰もが自分が得意とする分野で知識や知恵を出し合ってお互い助け合っていく世界を作り上げていけたらと思います。

そして、結果的にお金が介在しなくても皆が平和に豊かに幸せに暮らせる地域を構築できれば理想です・・・。


今、2つの大きな側面から日本人、地球人には農に触れる必要性があると思っています。

1つは前述しているように、来たるべき「お金が使えなくなる日」に備えるため。

今は食に関しては、99%以上の人々が消費者という受け身の状態であり、お金を通して食を手にいれる、それはお金で胃袋と栄養を満たし、お金で命を買う、お金で今日も明日を生きることをせざるを得ない環境へと落とし込められています。

それはお金という幻のツールが使えているうちは良いですが、この幻から人々が目が覚める時、お金のメッキが剥がれて真実があからさまとなった時、突如世の中は大災害以上の大惨事が引き起こされることになります。

「お金で命が買えない、明日を買うことができない」

そんな時代が、ただの紙切れの価値の有無によって突如やってくる危険性があるのです。それも世界同時多発的に・・・。

人々が生きることを自給できない国は、やがて来る経済クラッシュによって放っておいても滅亡してしまいます。それを完全に防ぐことは難しくとも、今から「転ばぬ先の杖」として各地域で可能な限り、生きることを自分たち自身で実践して体制を整えておくことが必要です。

自分たちが生き残るためだけでなく、困った人たちが暴徒となって押し寄せてきたとしても、そこで戦うのでもなく、逃げるのでもなく、お腹を満たしてあげることをするために・・・。

そこで話し合い、一緒になって村づくりをする仲間となってくれたら嬉しいし皆が助かるものです。

農に触れた方が良い2つめの理由は、自分自身もそうでしたが、現代人の多くは自然と切り離された環境で地球人としての本来の意味も忘れ、やがては自分自身が何者であるかも忘れてしまっているからです。

休日に喧騒な都会を離れて山や海に行くことも良いですが、農を通して生命(いのち)の誕生や循環を学ぶ、また自らもその生命を育てることに直接関与することで、創造主の想いや宇宙の構造、自然の仕組みなどを五感やそれ以外の感覚から知ることができると思います。

そして、自然な流れで忘れてしまっていた本当の自分、隠さざるを得なかった素の自分が姿を現し、地球人としての自覚とモラルを持った新たな“ワタシ”が目覚めてスタートすることでしょう。

つまり洗脳ブロックが外れたり、覚醒するということです。

ということで、諸々前置きが長くなってしまいましたが、八ヶ岳ピースファームが主体となって、これから八ヶ岳での農をテーマにした活動を本格的にスタートしていきます。

今年の第一弾は、やはり畑(「自給菜園講座」)田(「田んぼ塾」)の両方を年間を通して一緒に学んでいくことから始めたいと思っています。

まずは両方の年間スケジュールと募集要項をご確認ください。

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《自給菜園講座(畑)の日程》

①3/19(土)
オリエンテーション、畑の測量・配置決め、夏の果菜類の苗作り、葉物野菜・ニンジン・大根などの種まき、ジャガイモの植え付け など
②4/23(土)
畑の準備(耕うん・畝立て・マルチ張り)、夏の果菜類の鉢上げ、葉物野菜の収穫、白菜・キャベツ・レタスの定植、葉物野菜・ニンジン・大根の種まき など
③5/21(土)
夏の果菜類(ナス・ピーマン・ミニトマト・ズッキーニ・ゴーヤ)の定植、オクラ・トウモロコシの種まき、サトイモ・サツマイモ、長ネギの植え付け など
④6/11(土)
夏野菜の管理作業、ニンジン・大根の収穫、大豆の種まき、キャベツ・ブロッコリーの育苗用種まき、ジャガイモ・サトイモ・サツマイモの管理 など
⑤7/9(土)
ジャガイモ収穫、キャベツ・ブロッコリー・レタスの育苗用種まき、トウモロコシ・枝豆の管理、秋ニンジンの種まき など
⑥8/27(土)
秋冬野菜の畑の準備、白菜・キャベツ・ブロッコリー・レタスの定植、大根・カブ・春菊・水菜・小松菜 など葉物野菜の種まき など
⑦9/24(土)
畑の管理作業、白菜・キャベツ・ブロッコリー・レタスの定植、葉物野菜の種まき、サトイモ・サツマイモの管理 など
⑧10/8(土)
玉ねぎ・にんにくの植え付け、サトイモ・サツマイモの収穫、果菜類の種採り、家庭用ダンボールコンポストづくり など
⑨11/12(土)
秋冬野菜の収穫、畑の片付け、保存食づくり、根菜類の種採り など
⑩12/10(土)
自然栽培についてのまとめ(座学)、1年間の振り返り など

《自給菜園の募集要項》
◎ 募集人数:15区画(最大30名=メイン担当15名+パートナー参加15名)
※パートナーとは、畑に関しては御自身分の菜園エリアを必要とせずご一緒に申し込まれた方と同じ菜園を管理して頂き、聴講をされる方のことを言います。

◎ 1区画の広さ:30㎡(約9坪=約18畳)
菜園で採れる果菜は全て御自身のものとなります。

◎ 価格:108,000円(税込)
    パートナー参加は49,000円(税込)


●金額に含まれるもの
講師料、30㎥の菜園代、基本的な苗や種、農機具レンタル代、御自身の菜園で採れた収穫物、講師厳選の草刈鎌を一人1本進呈致します。
●金額に含まれないもの
現地までの交通費、昼食・飲食代、宿泊費、御自身で育てたい苗や種など。

※小淵沢駅から畑までの車の送迎はあります。
※開催時間は9時30分~17時頃の予定であり、夏期は18時頃まで延長する場合もあります。

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《田んぼ塾の日程》

①4/3(日)
オリエンテーション、塩水選、温湯消毒、浸水
②4/24(日)
種籾まき
③5/22(日)
田植え
④6/12(日)
田の草取り
⑤7/10(日)
田の草取り
⑥8/28(日)
土手草刈、刈払機の使い方、実践
⑦9/25(日)
稲刈り、はざかけ(乾燥)
⑧10/9(日)
脱穀
⑨11/13(日)
収穫祭


《田んぼ塾の募集要項》
◎ 募集人数:20名

◎ 予定品種:ササニシキ

◎ 価格:108,000円(税込)
※田んぼでとれたお米は、お一人10㎏ずつ進呈致します。


※小淵沢駅から畑までの車の送迎はあります。
※開催時間は9時30分~17時頃の予定であり、夏期は18時頃まで延長する場合もあります。


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講師は、同じく八ヶ岳移住者であり、同世代ながらも頼れる農の専門家の「湯本高士(通称:ゆもっち)」さんです。

ゆもっちとの出会いと付き合いは昨年の夏頃からと短いのですが、今ではすでにピースファームの農地の管理もすべてお任せしており、絶対的な信頼を寄せている数少ない仲間の1人であります。

きっかけは何と言っても個人的に八ヶ岳で1番、というかこれまで食べた野菜の中でもトップクラスに美味しい野菜を作っていたからであり、本人のことをほとんど知らずとも、その野菜を口にした瞬間に一発でファンとなって「この野菜を作った人ならすべて大丈夫」と直感的に思ったからです。

幸いにも自分は味覚は敏感な方であり、特に自然栽培や有機農法で作られた野菜も数多く食べてきたこともあって、繊細な味の違いやエネルギーもわかる方なのですが、ゆもっちの野菜は久しぶりに「生きている野菜」と感じるほど、1つひとつの作物が生命(いのち)の輝きを持って生き生きしているように感じました。

あとから本人との交流も少しずつ深まり、とても優しく器の大きな人格者であることや非常に頭脳明晰で経営的な視点にも優れていることも知ったいったのですが、何よりも知れば知るほど「この生産者ならあの野菜も納得」とリンクすることも多く、自分の直感も捨てたものではないと心から思いました。

ただ、ゆもっちは別に生れながらの農家の家系でもなく、また社会に出てからずっと農業をしているわけでもなく、いわゆる脱サラして農家となったタイプであり、ちょっと前では、普通に都会でスーツを着て会社勤めをしていた1人です。

もちろん、人のことも言えず、自分もまた元はどこにでもいる普通のサラリーマンの1人でした。

お互いそんなところもあるから通じ合うところもあるのかもしれませんが、大切なのは誰でもその気になれば、農的な暮らしや田舎暮らしを実現できるということです。

そして、プロの農家さんにも負けない美味しい野菜を作ることだって出来るのです。

また、一般社会の酸いも甘いも知っており、脱サラ後の酸いも甘いも、田舎暮らしの良し悪しもすべてを体験しているゆもっちだからこそ、これからの人生の方向性に迷っている人への気持ちも理解できるし、有効なアドバイスもできると思います。

何よりも、その野菜と同じように生き生きと生命(いのち)を輝かせている姿を見せるだけで、きっと多くの人々にとって良きモデルになるとも思います。

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募集要項だけでは分かりづらいと思うので、もう少し具体的に今回の講座や塾の内容をお伝えします。

まず畑作業である「自給菜園講座」ですが、こちらは八ヶ岳南麓(北杜市大泉町)の畑の一区画(9坪=18畳)のオーナーになって頂き、自分の畑として責任を持って1つの畑を最初から最後まで管理していく講座となります。

基本的には「八ヶ岳に自分の畑を借りる」という意味であり、いつ来て何をするのも自由でありますが、月に一度は全体の集まりがあり、そこで時期に合わせた種が支給されたり、具体的な農業レクチャーがあるといった感じです。

自分の畑なので、支給された種を植えて育てるのも自由だし、自分でこだわりの野菜があればそれを育てるのも自由、とにかく育てるものも訪れる頻度も自由なのですが、その代わり責任もつきまとってくるものであり、放っておいても誰も手を加えてくれません。

また区画は全部で15区画となりますが、もし夫婦で1つの畑を管理したいとなれば、その場合は1区画を2人で管理するということになり、代表者と別で作業や講義にも加わる人はパートナー参加という名称となって半額(49,000円)での受講が可能となります。

もちろんご家族で1区画ご使用することも可能であり、受講料がかかるのは大人だけとなりますが、ただ1区画には大人は最大2名までなので、代表者とパートナー1名だけということになります。パートナーは代表者のご家族でなくとも、友達でもカップルでも問題ありません。

自給菜園では収穫物は作った人が作っただけ持ち帰れるので、是非ともたくさん作って周囲の人に配って自慢できるようにワクワクしながらお楽しみ頂けたらと思います。

続いての「田んぼ塾」ですが、こちらは1つの田んぼを全員(最大20名)で管理していくものであり、月に1回程度の頻度で、種選びから種まき、田植えや草取り、収穫までも全員で一緒の活動をやっていくものです。もちろん座学の時間もありますが、ほとんどが実践となると思います。

何よりも短期間に栽培可能な野菜とは違って田んぼは基本的には1年間かけて1つのサイクルが終わるので、一連の流れを実践を通して把握することが大切となります。

以上、畑と田んぼ、それぞれ別の講座と塾で分かれているのですが、日程をご覧頂くとほとんどが連日重なっているスケジュールとなっており、畑も田んぼも「両方とも学びたい」という方が集中して学びやすい日程となっています。

そのため、本日より第一次募集をしますが、最初の募集は「自給菜園講座」「田んぼ塾」の両方に参加したい方、スケジュール的に参加できる方を優先的にご参加頂こうと思っており、まずは「セット申し込み」で参加できる方から募集をします。

通常価格は、それぞれ年間108,000というコースになっており、畑も田んぼも両方受講するとなると通常は216,000円となりますが、今回は「セット割」という特別価格を設定しており、合計198,000円で両方を受講できます。

「パートナーと2名で畑も田んぼも両方受講したい」

そういった場合は、先ほどの畑はパートナー価格(49,000円)に加えて田んぼ塾単発のシングル価格である108,000円を加え、合計は

<パートナーと2名で田畑セットの場合>
田畑セット(198,000円)×1名
パートナーセット(157,000円)×1名
合計=355,000円


となります。

ということで、まずはシングルで参加にしてもパートナーと一緒のダブル参加にしても、畑と田んぼの両方のコースをセットで受講できる方からの募集となります。


《はじめての自然栽培『自給農園講座』in八ヶ岳》申し込みはこちら


もしもセット募集ですべての枠が埋まった場合は二次募集はありませんが、畑も田んぼも枠が余ったら随時単発でのご参加での二次募集をする予定であり、その際は通常価格、どちらも108,000円となります。

《受講生の声》
☆講師のゆもっちは現状に応じて変化でき、『こうでなければいけない』という考えに固執しない柔軟性を持っています。実際に無施肥・無農薬で野菜ができるのを目の当たりにして、できるんだ、という確信に変わりました。
また子供も連れて家族みんなで参加しても楽しい時間を過ごせるのがとても助かっています。(東京都 Y・Uさん)

☆子どもたちに自分で育てた美味しい野菜を食べさせてあげたいと思って講座に参加しました。毎回の子供たちのはじける笑顔を見るたびに参加して良かったな~って実感しています。講座に参加して、野菜やお米はお店で買うものから自分で育てるものというように意識が変わり、農家の方への感謝の気持ちが深まりました!また講座を通しての出会い、人脈の広がりも素晴らしいです。(山梨県 Y・Kさん)

☆子供たちがのびのびと自然にふれることができる環境が素敵です。講座を通して自然と共存する生活の知恵が学べました。(山梨県 S・Sさん)

☆人はみんな自然の恵みがなければ生きていけないと思います。ゆもっちとの何気ない会話や畑での作業を通し、お野菜を育てること以上の学びがありました。自分の畑で採れた元気なお野菜を食べると自分も元気になりました。普段、土に触れる機会が少ない方、ストレスが多い方、食に興味のある方、環境問題に興味のある方にオススメです。(受講後、鹿児島県へ移住 A・Yさん)

☆自然農法にも多々あると思いますが、ゆもっち自身も試行錯誤してきて、うまくいったこと、いかなかったこともすべての体験を共有してくれます。教え方が丁寧でとてもわかりやすく、一つの考え方を押し付けず、初心者でも心地よく受け入れてくれるところに安心感を感じました。(東京都 S・S)

最後に自分なりに今回の田畑の自給農園の募集のポイントをお伝えできればと思います。

まず1つは「農法」です。

前述したように、ゆもっちの野菜などは本当に美味しいのですが、それは当然ながら農法が無農薬・無化学肥料の“自然栽培”となっているからです。

ただ、不耕起という耕さない“自然農”というものではなく、普通に機械も使って耕しますし、農業用の資材としてマルチというビニールのようなシートも使います。

でも、ゆもっちがこだわっているのは、特に肥料の部分であり、彼の田んぼも畑も「外(農地の外)から持ち込んだ肥料は一切使わない」というポリシーを徹底しています。

つまり、その田畑で出た雑草など以外は、特別な肥料を取り寄せて土に混ぜたりもせず、その土地にあるものだけで野菜も田んぼも育てあげています。

これがきっと美味しさの秘密でもあるのでしょうが、何よりも「その場にあるものだけで栽培する」というのは、ある意味「どこでも誰にでも出来る農法」であります。

「この肥料がなければできない」というような農法はたくさんありますが、ゆもっちが目指しているのはそんな複雑なものではなくシンプルな農法であり、誰でも家庭菜園やプランターでも場所や規模を変えても実践できるものとなっています。

それでいて育たなければ元も子もないですが、ゆもっちの場合はちゃんと育てあげ、さらに美味しく仕上げているので、他ではなかなか学べない自然栽培の秘訣が学べると思います。

続いてのポイントとしては、やはり八ヶ岳に農地を持つこと、そして今のタイミングに小さくても貸し農園であったとしても農地を持つことの重要性です。

これから先、いつ何が原因で食料を手にいれることができなくなるのかわからない状況となってきますが、その中で農家と繋がりを持ったり、距離は離れていたとしても、また貸し農園だったとしても、自分の畑が日本のどこかにある、それも自然豊かな八ヶ岳の地に・・・それだけでなんとも言えない安心感と自信が生まれると思います。

最後に3つ目のポイントとなりますが、これは“仲間”との繋がりです。もしかすると、結果的にこれが最大の財産となったり、今後の人生の大きな転機をもたらされる人もいるかもしれません。

これからの時代、自給自足や田畑を持つことも大事ですが、何をやるにしても1人では何もできないので、1人でも多くの仲間が必要となります。

今回の講座では、同じ情報源からやって来ている同じ意識の人々の集いとなるので、基本的な価値観が似ていたり、それこそ過去生から約束した仲間、運命の人(パートナー)だって中にはいるかもしれません。

もちろん、それ目的ではなく、まずは田畑の勉強が第一目標ではありますが、きっと結果的に出会うべきメンバー、集まるべきメンバーは今回はこのタイミングで集結すると思うので、それはまた蓋を開けてみてのお楽しみで是非期待しておいて欲しいと思います。

きっと、今回のメンバーから様々な出会いだったり、また八ヶ岳へ移住、活動を共にやっていく人も出てくることでしょう。

それでは、まずはセット受講の方を優先とさせて頂きますが、もっと気軽に単発の体験だけの農業イベントや移住合宿なども今年も企画する予定なので、是非とも他の八ヶ岳イベントも楽しみにしておいてくださいませ。

ちなみに今のところ自分は、畑は3月、4月、6月、7月、8月、12月は参加する予定で、田んぼは6月~8月、11月は参加する予定です。

途中、希望者にはドームハウス見学なども取り入れたいと思っておりますので、そういったご希望もあればお会いした時にでも一声かけてくださいね。

それでは皆さんと八ヶ岳の大自然の中、田畑でお会いできるのを楽しみにしております。