大地の再生講座(IN 八ヶ岳やつはドームハウス) | 天下泰平

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〜 滝沢泰平 公式ブログ 〜

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『第二回 大地の再生講座@やつはドームハウス』
八ヶ岳 やつはドームハウスにて
第2回目の「大地の再生講座」をひらきます。

大地の血管である空氣と水のみちを通す
氣脈整備と水脈整備をして、大地の呼吸を取り戻します。
 

[参考記事]

 呼吸をしている限りは、まだ間に合う。大地の再生
 http://watashinomori.jp/interview/image_itv_19.html

 風土を再生する~里山整備の視点
 http://watashinomori.jp/gotoact/job_vlt_05.html
 

大地が呼吸し始めれば、
植物たちは 自ずとちからを取り戻していきます。

 

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【日時】

2016年1月17日(日) 10:00~17:00
2016年1月18日(月) 09:00~17:00

※ 開始30分前から受付しております。


【場所】

八ヶ岳 やつはドームハウス
(※詳しい場所や住所は、お申し込み後にお知らせいたします。)
 

【スケジュール】

※1日の目安のスケジュールです。
 作業の流れにより変動することがありますので、ご了承下さい。

●17日(日)
09:30  集合・受付
10:00  自己紹介、座学、実作業など
12:30頃 昼食
13:30  実作業
16:30頃 室内に入り、今日のまとめ 感想など
17:00頃 講座終了(予定)
17:30頃 お風呂(甲斐大泉温泉パノラマの湯)
19:30頃 夕食、懇親会

 甲斐大泉温泉パノラマの湯
 http://panoramanoyu.sakura.ne.jp/panorama.htm

●18日(月)
08:30  集合・受付
09:00  自己紹介、座学、実作業など
12:30頃 昼食
13:30  実作業
16:30頃 室内に入り、今日のまとめ 感想など
17:00頃 講座終了(予定)
 

【講師】

「杜の園芸」矢野 智徳
http://watashinomori.jp/interview/image_itv_19.html
 

【参加費】

1日 4,000円 × 2日間 = 8,000円

基本 2日つづきの講座となります。
(1日のみもご参加いただけます。)
 

【食費】

2日目朝食・1日目、2日目昼食 各500円
1日目夕食 1,000円
 

【持ち物】

移植ゴテ、手のこ、のこがまなど
手袋、帽子、防寒着、カッパ上下、長靴、雨具など

※宿泊希望の方は、寝袋、洗面用具、着替えなど

 
【定員】

20名
 

【お申し込み・お問い合わせ】

下記を明記して お申し込みください。

①お名前
②簡単なご住所(お住まいの地域など)
③ご連絡先電話番号
④メールアドレス
⑤宿泊の有無
⑥ご希望のお食事
⑦交通手段
 
[連絡先]
Facebookメッセージか、
Inannaメールアドレスまでご連絡ください。

Facebookメッセージ:
https://www.facebook.com/messages/1853977511407818

Inanna mail:
chihiro.love.heart.4u@gmail.com

 
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1月17日(日)~18日(月)の2日間、八ヶ岳で“杜の園芸”矢野智徳さんによる『第二回 大地の再生講座@やつはドームハウス』を開催します。

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座学少々と実践メインのイヤシロチ化の庭作業。

“イヤシロチ”と聞くと、単純に炭を入れたり、ただ何かアイテムを置いて結界を張るといった上辺だけのイヤシロチ化のパターンが多い中、矢野さんの“大地の再生”は、自然の仕組みを完全に読み解いた自然界にあるイヤシロチを人為的に限りなく再現したもの。

人間が病気になるのも原因があるように、大地も病気になったり具合が悪くなるのは原因があり、逆に人間の病気が治るのと同じように大地の病気も原因さえ取り除いて仕組みさえ整えたら元気になります。

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大地の再生講座では、その具体的な手法を皆で協力しながら実践を通して学んでいくものですが、不思議と地球という大地の上では、皆の意識が統合されて調和し、自然な形で連携をとって作業に取り組むことができます。そして、終わった後の何とも言えない爽快感や達成感、仲間感覚。

これから先、様々な地域で多種多様のコミュニティ社会が形成されていくと思いますが、その中で村人達の共通概念や理念のようなものが何であるかがとても大切となります。

「その地域の大地を再生させる、自然を維持させて生態系の循環を整える」

地球という誰もが共通する舞台の上で、その中でも自分たちの身近な地域を良くしていくという理念であれば、きっと自然な形でコミュニティも形成されて、良い形で目的を持って社会が継続して営まれていくと思います。

きっと縄文時代より長く循環型の文明社会が継続できたのは、縄文人は皆が地球人としての自覚を持ちつつ、自分たちの地域を責任を持って守る、良くしていくという目的で皆が協力し合って村社会を構築していたからだと思います。

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これからの時代のコミュニティの目的や繋がり。

それはお金儲けでも、自分たちの“グループ”さえ良ければというものでもなく、自分たち“人間”さえ良ければよいという概念も捨てて地域の自然や大地が良くなること、その結果地球の循環と生態系が維持されることを村人達が目指せば、そのコミュニティは血縁や民族性も超えた概念で繋がって継続していくことができると思います。

地球という大地の上は、皆が平等で真剣になれ、魂が本気で喜ぶ舞台となっています。

そんな感覚を少しでも味わえる「大地の再生講座」

お時間のある方は1日でも2日間でもご都合の合うタイミングで是非ご参加してみてください。(※自分も17日は終日ご一緒する予定です)


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矢野 智徳/やの とものり
1956 年福岡県北九州市生まれ、花木植物園で植物と共に育つ。東京都立大学において理学部地理学科・自然地理を専攻する。全国を放浪して各地の自然環境を見聞し、1984 年、矢野園芸を始める。1995年の阪神淡路大震災によって被害を受けた庭園の樹勢回復作業を行う中で、大量の瓦礫がゴミにされるのを見て、環境改善施工の新たな手法に取り組む。1999 年、元日本地理学会会長中村和郎教授をはじめ理解者と共に、環境 NPO 杜の会を設立。
現代土木建築工法の裏に潜む環境問題にメスを入れ、その改善予防を提案。在住する山梨県を中心に、足元の住環境から奥山の自然環境の改善までを、作業を通して学ぶ「風土の再生」講座を開設中。
共著に「家業(エコロジー)スタイルの時代ー自分らしく働きたい人に」(1998年)がある。

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~「大地の再生講座 結の杜づくり」に向けて~

日本の各地で、
傷みゆく大地の再生講座をひらかせてもらうようになり、
大地の再生は、関わる四者の結い作業(協働作業)によって
成り立ってゆくものだと 改めて思うようになりました。

一. 杜の園芸
二. 講座の参加者
三. 講座で関わる地域(人社会)
四. 講座で関わる自然(生き物社会)

杜の園芸と参加者の方だけのギブ&テイクでは終わらない。
その学びと改善の余波は、直接流域におよび、
その場とその周囲に影響し合う責任を
問われてゆくことになるでしょう。
 

“結の杜づくり”
それは、まるで おまつりのおみこし担ぎのよう。

-- 誰かがつかれたら誰かが入れ替わり、
力のある人・ない人 それぞれに力の流れをつむいで
おみこしは進んでゆく。

命の作業は、あわてず、あせらず、ゆっくり... でも急げ。

人が楽しむだけでなく、
みなが力を出し合う、ささやかな結い作業によって
命はつながってゆく。 --

それは、小さな動きから大きな動きまでが連鎖してゆく
自然の生態系の動き・流れそのものに重なると思います。
 

そもそも「杜」の語源とは、

-- 人が森の神に誓って
「この場を、傷めず、穢さず、大事に使わせてください」
と祈りを捧げて、ひも(紐)張って囲った場、を意味する和語 --

と、ある本に記されていました。

 
この大地の再生講座(学び)が
願いや想いだけにとどまらず、具体的な
大地の要である水脈機能(大地の空氣と水の循環)を回復するための、
人と自然との協働作業(結)として
一歩一歩つむがれてゆくことを願い、
今年もスタートしていきたいと思います。

 
杜の園芸 矢野智徳
 
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