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〜 滝沢泰平 公式ブログ 〜

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「無農薬・無化学肥料では、この土壌で絶対にニンジンは発芽しない」と言われてから、早いものでもうすぐ3ヶ月。

発芽しないどころか、無農薬・無化学肥料(ニンジンの畝は無肥料)でも発芽しまくったニンジンですが、放ったらかしにしていたら間引き(苗を密植した状態から少数の苗を残して残りを抜いてしまう作業)なのか収穫なのかわからないほど、グングン成長しており、先週に多くの人手に助けられて一気にプチ収穫ばりの間引きをしました。ついでに大根とカブも…。

何せ、植物を育てるのは小学校低学年のアサガオ以来記憶がないド素人の自分であり、おまけに外出が多くて管理も適当なのですが、とりあえず野菜は、無農薬・無化学肥料でも勝手に育ってくれるようです。

何が正解で何が成功なのかわかりませんが、今のところは順調にいっているので、思ったよりも自然農法で作物をつくるのは難しくないのかもしれません。

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※じゃがいもは大量に収穫できそうな予感なので是非とも掘りに来て下さい

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※河口湖の涼しい気候を生かして作られた隠れ名産「河口湖レタス」

ただ、実際に自然農法をやっている人からすると、一年目でこの畑の状況は異常らしいです。普通はニンジンもこんなに発芽しないし、間引きの段階でも普通の自然農法のニンジンの収穫サイズになっているようです。

確かに畑を始めた3ヶ月ほど前は、過去の農薬や除草剤の影響が残っていて草一本生えていなかった不毛の土壌だったのですが、先月から急速に雑草も生い茂ってきましたし、作物も急成長してきました。

「一体どうやったら、こんなになるの?」と聞かれることも多いのですが、やったのは本当に「土壌改良用発酵液」という微生物のたっぷり入った液肥を撒いただけです。

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※使ったのは土壌改良用発酵液

果たして、この液肥が本当に効いたから現状があるのかは、他でも試していないのでわかりませんが、心当たりはそれしかないので、今のところはこの液肥にポイントがあるように思えます。

いずれにしろ、この液肥が効果抜群であれば、これから石油が手に入らなくなって誰もが自然農法をやらざるを得ない時でも、十分に自給できるだけの収穫はできるようになりそうです。

今年の自分達が使う分の液肥は使い切ったので、現在余っている液肥をご縁のあった方々に実験価格で少しずつ販売をしたりしていますが、近日中にお店の方でも販売をするので、一度試してみたい方は、そちらからご購入下さい。

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※これから葉面散布をして仕上げに入るニンジン

そして、畑の次の段階としては、ほとんど野菜の葉っぱも順調に大きくなっているので、この葉っぱに成長促進剤となる「葉面散布発酵液」という液肥を撒きます。田んぼにも撒くので、現在500リットルほど大量に培養中です。

「土壌改良用発酵液」は、土の中で微生物を使ってフリーエネルギーを発生させたのですが、今度は葉っぱの微生物でフリーエネルギーを発生させて、空間から栄養素を吸収します。
この液肥を収穫までに1、2回撒けばOKなので、微生物農法はとっても簡単です。

ちなみに個人でやるなら畑は一反(300坪)も確実にいらないですね。20~30坪あれば、十分に家族や仲間でたらふく様々な野菜が食べられると思いますので、最初は小さな畑から始めることをおすすめします。ちなみにうちは、素人のくせに2反あります…。


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※紫色の光は瀬織津姫

さて、話はちょっとそれますが、先ほどのニンジン畑の写真に赤紫っぽい光が少しだけ写っています。同じような光は、先日に山中湖の「プレートの交差点」でも写っていました。

いつもお世話になっている大先生(というと怒られます)が、ご丁寧に解説をして下さりましたが、どうやら紫色の写真は、座って祈る「瀬織津姫」だったようです。

解説によると、数多くいる祓戸神の中心的存在である祓戸大神(祓戸四柱)の、そのまた中心的である存在である「瀬織津姫」が祈るということは、何か意味があることのようです。

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※右下の緑の傘は水の精霊

一方で、こちらのキノコのような緑の写真は、もちろんキノコではなくて、傘が二重のパラボラアンテナのような構造を形成しているそうです。

外側の大きな傘で交差点から発生しているエネルギーを集めて、キノコに見える傘にエネルギーを戻し、更にそのエネルギーを中和するエネルギーに変換して交差点に戻している「水の精霊」が一時的に変異している姿のようです。

「瀬織津姫」「水の精霊」の登場…といっても、実際にこれによって何が起こっているのかは、さっぱりわからないのですが、きっとプレートにとって、そして富士山にとって何か良い意味はあるのだと思います。ありがたいことです。

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※間引きニンジンは蒸し器でそのまま食べると絶品

…話を戻すと、間引きしたニンジンは恐ろしいほど大量となり、かなりの人数の人に配ったのですが、それでも自家消費で相当の量が残ったので、蒸したり海老フライのように揚げたり、天ぷらにしたり…と、とにかく食べまくりました。

そして肝心の味ですが、これが本当に甘くて美味しいのです。自分で育てた(正確には勝手に育ったですが…)だけに過大評価かと思いきや、食べた人やその家族、特に子供の反応からすると、かなり美味しいと評判です。

収穫の時ももちろん食べきれなくなりますので、是非とも収穫祭をやる時は家族や友人達と一緒にお越し下さいませ。また、遠くの方にはお店からオマケで同封できるように配送センターに送っておきますのでお楽しみに。