大飯原発再稼働反対デモ、福島原発のトラブルについて | 天下泰平

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〜 滝沢泰平 公式ブログ 〜

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皆さんの中でも参加された方が大勢いたかと思いますが、6月29日に大飯原発再稼働に反対する脱原発デモが行われました。

主催者の発表では、20万人近くの人々が参加したとのことで、こんな光景が日本で見られるとは良くも悪くも何か新しい時代を予兆させるような気もします。

それにしても、1万、2万人の誤差ならしょうがないですが、警視庁の発表はおよそ10分の1以下の17000人の参加者だった伝えているのには驚きです。これだけの人数になると正確な人数を把握するのはどちらも難しいとは思いますが、さすがに桁が1つ違う発表をするとは警視庁は大胆ですね。

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上記の写真のように、こういった野外ライブで約5万人の動員ですから、様々な映像を見る限りは確実に5万人以上の人がいたのは間違いないように思えます…まぁ、自分も原発事故直後にメルトダウンしているを散々訴えていたら警視庁から情報規制の圧力をかけられたので、相変わらずつまらない情報の操作をしているのだなと呆れていました。

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デモに参加することの善し悪しは、人それぞれの価値観なので特に言及しませんが、少なくともほとんどの日本国民、世界の人々も原発の再稼働に関しては同じ意見だとは思っています。

個人的にも再稼働などあってはならないことだと思っているのが本音だし、早くすべての原発が役割を終えて、最終的には地球から原発そのものが完全に姿を消すことも願っています。

ただ、ほとんどの人が同じ意見・目的を持っているだけに、そこへ突き進むための原動力となる想念の中身が少し気になります…。

絶望から生まれる怒りや憎悪の想念エネルギーではなく、希望から生まれるポジティブな動機による想念エネルギーでないと、これから起こる地球維新は成功することはできないと思います。

現在が必ずしもそうだとは言いませんが、怒りや憎悪の集合意識が原因の世界に多く集まると、この結果である現実世界でも原発そのもの、他の事柄に関しても激しく変化としてあらわれてくるかと思いますので…。

でも、これから先は市民一人ひとりが国に依存せずに自立し、そして自分達の手で本当の国をつくっていく時代になるかと思いますので、多くの人々が勇気を持って動き出したことは、これを実現するための大きな一歩の一つだったと思います。

集まった人々がお互いに仲間意識を持てたことも大きかっただろうし、他にも動きたくて動けずに悶々としていた人々に良い形で勇気を与えていたとは思いますので、首相や政府が一切耳を傾けなくとも国民全体にとっては意味のある出来事であったと思います。

あとは怒りや憎悪、不安や恐怖を原動力ではなく、そして、それらを向ける矛先も政府や電力会社ではない別の方向性へと導かれていけば、この力は本当に大きな革命の道へと進んでいくように思えます。

というのも、どう考えても、これだけ国民が大反対しているのに、淡々と平気で嫌がることを押し進めているのは、さすがに首相などの個人の意志、まっとうな政治家としての戦略とは考えにくい部分があり、明らかに陰でもっと上の層からの圧力が関わっていると思います。

だからといって飼い犬となっている政治家達を同情する気もさらさらないのですが、いずれにせよ国VS国民となって喜ぶのは、首相や政府を駒として陰で操作している人々であり、何か裏のいやらしい意図を感じます。

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※7/1午前大飯原発の入り口当たりのトンネルを市民によってバリケード中
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※機動隊と反対派がにらみ合っている

本日から大飯原発が再稼働されます。現在、多くの人々が大飯原発に集まって最後の抵抗をされているようです。

破滅の道へと進むのに人間の手だけで止めようがないのであれば、これから先は別の力が動くように思われます…。

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そんな矢先に、つい先日の6月28日に福島県で放射線量が急増し、1時間に40マイクログレー(40マイクロシーベルト)という驚異的な数値が観測されました。

これは、知らぬ間に解体工事が進められた福島4号機による放射性粉塵の影響だといわれてますが、値が値だけに一部の人々の間で「いよいよ爆発すると」パニック状況が続いています。

この一件について、そして現在の4号機の状況についての本当の真偽はわかりませんが、中部大学の武田邦彦教授の見解では、これは測定器の故障だったと伝えています。

● 緊急情報3 警戒解除できます。
【経過】
1.2012年6月28日午後6時 田村市の一部で空間線量11マイクログレイを観察。
2.田村市職員が現場にいき、午後7時、空間線量が38マイクログレイの場所の周辺を測定したところ、平均値で0.13マイクロシーベルトで異常はなかった。
3.付近の定点観測も0.23マイクロシーベルトレベルであった。
4.すでに28日の夕刻には以上のことがわかっていたが、私(武田)が翌日29日午前7時にモニタリング地点での線量率の最新値を調べたら、38マイクロシーベルトになっていた。この値は年間300ミリシーベルトを超える値で、直ちに避難の必要があった。
5.谷岡郁子参議院議員が調査を行い、文科省から回答を得て、私に6月29日12時44分に連絡をいただき、その他の情報を確認して午後1時頃に状態がわかった。(転載終了)

しかし、武田教授はあくまでも聞いた報告をそのまま伝えているだけであり、本当に安全な状況なのかは疑問が多く残る部分もあります。事実、最近は首都圏方面でも放射線量が一時的に上がっている地域があるとも聞きます。

4号機プール、冷却停止 非常用電源故障か 1日から復旧作業開始
30日午前6時25分ごろ、東京電力福島第1原発4号機の燃料貯蔵プールで、冷却装置の異常を知らせる警報が鳴り、装置が自動停止した。東電によると、放射性物質を含む水の漏洩(ろうえい)はないという。プールの水温は急上昇しておらず、東電は1日から復旧作業を行う。

 東電が現場を調べたところ、主電源と冷却装置をつなぎ、非常時に電力を供給する無停電電源装置(UPS)が故障したとみられる。

 冷却装置は貯蔵されている燃料を冷やすためプールの水を引き出して、冷却し再びプールに戻す仕組み。2系統あり、予備系統の装置を起動させて冷却を再開させようとしたが、2系統とも同じUPSを使用していたため再開できなかった。東電はUPSを迂回(うかい)させて冷却を再開する方針。

 プールの水温は、装置の停止時で約31度。午後6時現在で36・6度まで上昇した。東電は、冷却できない状態が続いた場合、保安規定上の管理温度の上限の65度に達するまで、約60時間かかるとみている。

 4号機プールの冷却装置は6月4日にも警報が鳴り一時停止していた。(SankeiBizより)

さらに、ご存知の方も多いと思いますが、昨日から4号機で冷却装置に異常が発生し、3日以内に復旧をさせないと大変な事態に陥ることが危惧されています。

これも意味不明の突然の解体工事が関連していると思われますが、この工事、それにトラブルも含めて何か意図的にやっているように思えますが…。

いずれにせよ復旧を祈りながらも、引き続き情報は集めておきたいと思います。

<追記>4号機プール冷却再開 一時42・9度まで上昇(2012年7月1日、共同通信)