知識を持つほど、現実の見え方は変わっていきます。
表面的だったものが、背景や構造として立体的に見えてきます。
なぜそうなっているのか、その理由に目が向くようになります。
しかし、知識が少ないと、物事は単純に見えてしまいます。
短絡的な結論でも、それが正しく感じられてしまいます。
そして、短い言葉や強い言葉ほど、人の思考を止めやすくなります。
分かりやすさの裏で、深く考えることが置き去りにされてしまいます。
それは思考停止と呼ばれる状態に近いのかもしれません。
批判すること自体は難しくありません。
しかし、本当に価値があるのは、その先にあります。
背景を理解し、構造を捉え、代わりとなる案を示すこと。
そこに初めて、思考する意味が生まれるのだと思います。
