私たちの周りには、たくさんの人がいます。

意見を持っている人、考えている人、議論する人……。

しかし、どれほど多くの人が集まっても、

誰も“決めない”のであれば、何ひとつ動きません。


逆に、たった一人でも「自分はこれで行く」と決められる人がいれば、

その場は前に進みます。

行き先が定まり、選択が生まれ、変化が起きます。


この違いは、性格ではありません。

立場でも、年齢でもありません。

“決める力”を持っているかどうかだけです。


決めることを避け続けると、

私たちはいつのまにか、自分の人生の主導権を手放してしまいます。


「誰かが判断してくれるまで待つ」

「指示が来ないと動けない」

「間違えたくないから選べない」


この状態が続くと、

人はゆっくりと、自分の力を失っていきます。

筋肉が使わなければ衰えるように、

意思決定の力も、使わなければ必ず弱っていく。


その結果、

自分の人生を生きているつもりでも、

実際は“環境に使われているだけ”になることすらあります。


安定した場所に身を置くことは、悪いことではありません。

ただし、そこに安心のすべてを預けてしまうと、

自分の成長や選択の機会は奪われてしまいます。


組織がどれほど立派でも、

あなたの未来を形づくるのは、

やはり、あなた自身の「決める力」です。


その力が弱ってしまうと、

環境が変わった瞬間に、自分を支えるものがなくなってしまう。

だからこそ、“属する場所”よりも

自分の意思を持つことが大切なのです。


決断は大きなものである必要はありません。

まずは、小さな選択からで構わないのです。


今日はこれをやる、と決める。

自分の時間をどう使うかを決める。

自分の行動の理由を、自分で選ぶ。


そうした小さな積み重ねだけで、

人はゆっくりと、自分の足で立てるようになります。


決めるたびに、責任と学びが生まれます。

その経験が、あなたの中に「生きる力」を育てていきます。


私たち一人ひとりには、

誰にも奪われることのない“選ぶ力”があります。


その力を使うとき、

人生は少しずつ、自分の手に戻ってきます。

環境がどうであれ、組織がどうであれ、

あなたの人生はあなたが決めていい。


決めることは怖いかもしれません。

でも、決めないことには、もっと深い怖さがあります。

それは、自分の人生を他人に預けてしまうということだからです。


あなたの未来は、

他の誰でもない、あなたが選んでいい未来です。

小さな一歩でかまいません。

今日、あなたが選んだその瞬間から、

人生は静かに、そして確実に動き始めます。